再読了『暗殺者ロレンザッチョ』
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一昨年の年間1冊が嘘の様な…
昨年と同じくらいの読書ペースになっている2020年の読書レビュー第4弾(冊数的には8冊目)になります
前レビューの作品とキャラが何人も被ってる今作(時代はちょっぴり前)
多分、再々読になります

『暗殺者ロレンザッチョ』
著者:藤本ひとみ
2020年4/5再々読終了
【あらすじ】
16世紀ヨーロッパを震撼させたフィレンツェ大公暗殺事件──刺客の手を逃れてフランス宮廷に身を隠した暗殺者ロレンザッチョは、王太子妃カトリーヌ・ドゥ・メディシスの求めに応じて、自らの過去を語り始めた。名門に生まれ、将来を嘱望されて育ち、成功を疑わなかった美貌の青年貴族は、いかにして挫折し殺人者になったのか……。
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今回は、主人公のロレンザッチョ(ロレンツィーノ・デ・メディチ)を以下の方々で妄想しながらの読書となりました😁
ロレンツィーノはイタリア人(フィレンツェ出身)なので、こゆ(濃)い顔でピックアップしておりまするぅ~✨🎉←
イメージだけで画像を探したので名前以外の情報はありませんm(_ _)m(笑)

個人的には、マイクが一番好みかも( ´艸`)💕
でも、彼はドイツ人らしい😅
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今回の物語の主人公ロレンザッチョ(ロレンツィーノ・デ・メディチ)のモデルは実在の人物
どのくらい藤本節(フィクション部分)が利かされているかは解りませんが…
史実での【ロレンツィーノ・デ・メディチ】と言う人物は(wiki参照/抜粋)
メディチ家傍系のピエルフランチェスコ・デ・メディチ(ロレンツォ・イル・ポポラーノの子)とマリア・ソデリーニの子としてフィレンツェで生まれる。
コジモ(黒隊長ジョヴァンニの子)とアレッサンドロとともに、カメリーノで教育を受ける。ロレンツィーノとアレッサンドロは、自らが起こした乱痴気騒ぎによる醜聞に幾度も巻き込まれる。
1526年、ロレンツィーノはコジモとともに、フィレンツェに襲いかかろうとしていた傭兵軍を回避しようとヴェネツィアへ向かう。また彼は、一族で最も傑出した人物であるローマ教皇クレメンス7世の権威をも打ち砕いたローマ略奪に伴う、メディチ家のフィレンツェ追放から一族を救う。
ヴェネト、ボローニャ、ローマでの生活後、1530年に彼はフィレンツェへ戻る。当時、神聖ローマ皇帝カール5世によるフィレンツェ包囲が解かれ、アレッサンドロがフィレンツェ公に任命されていた。
おそらくフィリッポ・ストロッツィに促され、ロレンツィーノは、1537年1月5日夜半にアレッサンドロを殺害したと思われる。
ロレンツィーノは、若く美しい未亡人であった妹ラウドミアとの関係をお膳立てしてやると約束して、アレッサンドロを罠にはめたのだった。
暗殺事件の後、報復を恐れたロレンツィーノは、教皇大使ジョヴァンニ・デッラ・カーサの庇護を受けボローニャ、次いでイスタンブール、フランス、ヴェネツィアと各都市を転々と逃亡した。彼は自分の行為を正当化する文書を公にする。人類の自由に対する献身を行ったマルクス・ユニウス・ブルートゥスの理想的な後継者として、アレッサンドロを殺さねばならなかったと。作家としてロレンツィーノは劇作『Aridosio』を書き、名だたる批評を得る。
専制君主アレッサンドロの死が1537年1月6日に報じられると、フィレンツェ市民は市の自由を喜び合った。アレッサンドロには正妻マルゲリータ(カール5世の庶子)との間に子はなかった。ジューリオとジューリアの2子があったが、氏名不詳の愛人との間にできた庶子であり、後継からは除外された。
マルゲリータの父カール5世とフィレンツェ市民の承認を得て、黒隊長ジョヴァンニの遺児で17歳のコジモがトスカーナ大公に選ばれる。(父はメディチ家傍系、母マリアはメディチ家本流の血を引いていたため)
コジモ1世は、暗殺の報復としてロレンツィーノに死を宣告。1548年、コジモ1世はジョヴァンニ・ロッティーニをヴェネツィアへ送り、彼に殺害計画を練らせる。ロッティーニが雇った2人の暗殺者の手で、サン・ポロ広場に面した愛人エレナ・バロッツィ宅の前で、ロレンツィーノは暗殺された。
エレナとの間に庶子ロレンツィーナ(1547年~1590年頃)がおり、彼女は父親の死後、父方の親族の手で育てられ、成長してローマ貴族ジューリオ・コロンナと結婚する。
コジモ(コジモ1世)とロレンツィーノは、父方の祖父同士が兄弟と言うはとこ(又従兄弟)の関係
コジモとアレッサンドロは、コジモ側の母方の祖母とアレッサンドロ側の父方の祖父が姉弟と言うはとこ(又従兄弟姉妹)の関係
(実際には、アレッサンドロはクレメンス7世の息子らしいので、コジモの母方の祖母のいとこの息子になるんだけど、クレメンス7世自体が伯父の養子に入ってるからややこしくなるんだよな~説明が。コジモの母のいとこってなってくるからさ)
ロレンツィーノとアレッサンドロは、ロレンツィーノ側の高祖父(曾祖父の父)と、アレッサンドロ側の高祖父の父が兄弟の関係。
なんだけど、これもアレッサンドロがクレメンス7世の息子であると考えると高祖父同士が兄弟~っつー事になるんだよね
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さて感想。
読書メーターに書いたもののコピペだけどね

コレの前に再読した『ノストラダムスと王妃』の時系列的には少し前の物語。ノストラダムス~へと繋がる(至る)伏線的部分(表現)も多々出てきていたので、「フムフム、この部分がアレへと繋がっていくんだな~」( ̄~ ̄)と思いながら読めた。
にしても、ロレンツィーノは、井の中の蛙であった事(血筋的に下に見られる事)を思い知らされ(*)、英雄視されたいが為に暗殺者になる道を選んだ訳だけど、結局はその暗殺自体がコジモ1世の手柄的になったのでは意味が無い。
っつーか、そもそも何故「英雄視されたい」イコールが「暗殺者」の道なのさ?
イミフだわ。他にも道はあるだろが…真っ当な事ででもさ。コジモの腰巾着と言われても政治的、軍事的に手柄を立てるとかさ
頭が良いなら勉学関係で抜きん出るとかさ
結果的に、それらが出来なかったのは…
結局、自分では優秀だと思い込んでただけで、その他大勢の中のまぁ少し優秀かな?くらいだったっつー事なんだと思うのよ
直系とか傍系とか、まぁ確かに当時は重要視される事だったのかもしれないけど、努力し抜きん出る何かしらの物がある人は血筋に関係なく登り詰められたと思うんだよね
直系血筋でも、結果的にアレッサンドロは暴君だったから嫌われてたっつーなら尚更そうだよね?
だから、ロレンツィーノもアレッサンドロは殺しても英雄視されると考えたんだからさ
だから、ロレンツィーノの暗殺者になるぞ計画は、短絡的(殺害理由の浅はか)な殺人犯に多く見られる殺しの言い訳にしか思えなかったんだけど、そう思うのは私だけだろうか?
妄想は、上記画像の方々でしましたが…
魅力あふれ、尊敬に値する人物には到底思えない人となりだと思えた。
まぁ、確かに、時と場合によっては、英雄と殺人者は紙一重な事もなきにしもあらずだけどさ
ロレンツィーノの暗殺者になる過程を読む限りはスマートでは決してないよね
英雄視されるには❗みたいな事を考え誘導しながらなんだもん
英雄ってレールを引いてその通りになっていくモノではないよね?
気づいたら英雄になってた(ならされてた場合もある)っつーモノだもの
あと、今作でも『ノストラダムスと王妃』でも、カトリーヌ・ド・メディシスの母マドレーヌとフランソワ1世はいとこ関係との表記があるのだが、どんなにwikiってもこの2人は繋がらないんだよ。他人を介しては繋がるんだけどさ 「いとこ」の定義が現在とは違うのか?
従兄弟姉妹とは(父方であれ母方であれ)親同士が兄弟姉妹の関係にある子供たちの関係性を表す言葉。だよね
カトリーヌの母マドレーヌがいとこなんだから母方だけ遡ってwikiってみたんだか…繋がらない(「叔母の配偶者」的な他人を介した感じでなら繋がるは繋がるけど「いとこ」ではない)どなたか解りますか?
(*)アレッサンドロは母親が黒人奴隷らしいんだけど、メディチ家の直系の子孫(実父も養父(カトリーヌ・ド・メディシスの父)も直系血筋)。しかも嫁の父親が神聖ローマ皇帝カール5世だから血筋的には上な感じ
コジモは父方はメディチ家の傍系になるんだけど、母方は直系血筋で本人は、トスカーナ大公
傍系につぐ傍系の子孫であるロレンツィーノは、頭が良く優秀であったにも関わらず世間に出た途端、コジモやアレッサンドロの腰巾着扱い。下手したら家臣くらいに思われてた
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さて、ドラマ視聴終了が幾つかあるんだけど、レビューは下書きのまま放置中です。(兎に角、清書までに時間がかかるから)
その内、清書するの諦めて適当にupするかもしれません😅
とりま、ドラマレビューよりはササッとupできる読書レビューを先にupしました