
読了『王は愛する』上・中・下巻④
──③からの続き──
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※画像やあらすじなどは全てお借りしましたm(_ _)m
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今回、紹介する作品は、2017年にドラマ化された作品の原作小説📖の記事になります。
*2011年に原作者キム・イリョンの処女作(フィクション作品)として発表されている小説の感想になる為、あらすじや登場人物の名前などが違っています。史実との差異も多分にあると思われます。
*私は、ドラマ未見なので、指摘されても何とも言えません😅悪しからず…
*画像は妄想しやすい様にドラマの物を貼り付けてあります(が、私が読んでいてドラマとは違う役者で妄想していたので、そちらについては別記してあります)
*解る(調べた)範囲で差異がある部分には、そう表記しました。
*感想は時系列順にはなっていません。行ったり来たりしていますが悪しからずm(_ _)m
★2020年8月に、ドラマを視聴しました。ドラマ版レビューはリンクから飛べます
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全3巻・総数1442頁の超長編小説

『王は愛する』上巻(p.475)
著者:キム・イリョン
翻訳:佐島顕子
📖2019年(2/16~)2/27読了
*高麗史初の混血王世子ウォン、純血王族の三男リン、成金王族の娘サンの出会いと友情を描く上巻
↓アフィリエイトからのご購入ありがとうございますm(_ _)m

『王は愛する』中巻(p.472)
著者:キム・イリョン
翻訳:佐島顕子
📖2019年(2/27~)3/7読了
*対等な関係だった3人の友情の間に、愛情が入り込んだ事で、互いを信頼する心を凌駕する程の猜疑心が芽生えていく中巻
↓アフィリエイトからのご購入ありがとうございます
『王は愛する』下巻(p.495)
著者:キム・イリョン
翻訳:佐島顕子
📖2019年(3/7~)3/24読了
*瀕死の状態で高麗を追い出され、ユーラシア大陸に捨て置かれたリン。ウォンから逃れ、リンの消息を追う為にユーラシア大陸を横断するサン。友を失うような事をしながらも友を求めずにいられないウォン。
身も心もバラバラになってしまった3人と王位、帝位を巡る高麗と元の情勢を描く下巻
↓アフィリエイトからのご購入ありがとうございますm(_ _)m
*~*~*~*~*~*~*~*
登場人物紹介は①にあります。マークをポチると飛べます→📖
*呼び方の違いが解らない人の為に比較を載せました
王様→殿下
世子→邸下
皇帝→陛下
ウォンは、世子時代は邸下と呼ばれますが、殿下と呼ばれてるシーンでは王様なんだな💡と理解して下さい
*「」と『』の区別の意味。「」は台詞としての部分を抜粋した物で、『』は心情としての部分を抜粋した物に用いています
*画像は参考までにドラマの物を貼り付けてます
『嗚呼…この穏やかで、3人の想いのバランスがとれていた時期は、なんて短かったんだろう😢』と思うとね
さて、
Σ( Д ) ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙‼ひゃあ~~~❗❗❗
なクリフハンガーで終わった中巻に興奮し、平日のAM3:00にも関わらず続きを読み始めてしまった下巻も、中巻同様に波乱万丈な物語になっていましたヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノアタフタ、アタフタ💦
生死の解らないリン
ウォンの命令で連れて行かれてしまったサン
リンとサンと一緒に国外に逃げ住もうとし、取り残されてしまったソンファたち
ウォンに背き逃げる事になったチャンウィ
皆、どうなっちゃったのー!o(T□T)oです。
先ずはサンから、
サンの事ですが、タンとジンガンのラブラインにも触れて行きまーす\(^o^)/←
③にも少し書いたんだけどね…
ウォンは新たに妃に迎えた趙妃の御殿に足しげく通うようになり、タンは悲しくなる
しかも、ウォンの郎将であるジンガンが趙妃の御殿に配属されたと知り、ウォンはよほど趙妃の事が大切なんだと思って心痛める😢
でーもーねー❗
このタンとジンガンの悲しい筈のやり取りが、ジンガン側には萌えキュン❤️なシーンになるのよぉ~( ´艸`)💕
「趙妃の御殿に配属になったから最近、貴方の姿が見えなかったのね」とか
「殿下の先触れにはいつもジンガンが来たでしょ?殿下がおいでです。おいでではありません。どちらにしても…貴方の姿が見えると嬉しくて慰められました。だからジンガンに頼ってしまう時も多くて、一度は貴方の前で泣いてしまった事もある。覚えてるかしら…?」とか
タンは、ウォンが好きだから、ウォンが来るのか来ないのかを知れる事が嬉しい。と言う意味合いで言ってるんだけど~
ジンガンは『勿論です。タン妃の姿が見えた時の事は全て憶えてる。タン妃の視線ひとつも心に刻んである。だが、まさかタン妃の心の隅に自分(なんか)が存在するとは思いもしなかった(嬉しい)。タン妃は、他に自分について、どんな事を憶えてるのか、どんな存在なのか聞いてみたくなった(欲が出た)』と思うのよ~✨
あぁ~!
やっぱりジンガンって愛い奴( ´艸`)💕
で、タンの意外に粘り強い(しつこい。とも言う(笑))質問攻撃に遭ったジンガン
つい、ポロっとうっかり八兵衛しちゃい~←年がバレる
御殿に居るのが趙妃じゃない事を察してしまうタン
更に更に、その人がサンだと察してしまい~
てっきりリン兄様とサンはウォンによって逃がされ(駆け落ちし)たと思っていたからタンは、動転しちゃうのよ(@_@;)
で、やっとサンです。f(^_^;
趙妃の御殿に監禁されてるサン
窓が塞がれているから、昼夜も解らないし、時間も解らない状態
だからと言ってじっとしてるサンじゃ~ありません
仮病をつかったり、泣き落とししたり、兎に角逃亡しようと試みるの🏃💨
ある日、サンは、相手が見張りのジンガンだと思って、「ジンガンや他の者たちの迷惑になるような事はしないから、風に当たらせて」と頼んでみるんだけど、ジンガンじゃなくウォンで
「もし、サンがここから逃亡したとしたら、御殿を見張ってる者も世話をしている女官も、非番だろうがなんだろうが、全員責任を取って死ぬ事になる」って脅すのよー(黒Д黒;)
しかも、ソンファ達を殺そうと刺客を送ったくせに、サンが言う事を聞けば、その内会える。って平気で嘘つくし💢
そんなソンファたちは、リンが機転を利かせてチャンウィを向かわせたから何とか生き残る事が出来たのよ(>。<;)
で、サンは、ウォンが禁婚令を出す前に私とリンは結ばれた(男女の仲になった)事、禁婚令が出た後も互いに夫婦であろうと誓った事を言ってしまって
ウォンの怒りは最高潮に💢⤴️⤴️⤴️
そして、とうとう「リンは俺に罪を犯した。と言った、どんな罪かサンには解るな?サンさえ居なければリンは死ななかった❗」と言うのよー
(ಠДಠ)はあ?
余りにも酷いウォンの言動と、リンは死んだとの言葉に、かろうじて正気を保ってた糸がプツリと切れたサン
その昔、ウォンから「身を守るように」と言われて貰った粧刀(チャンド/懐刀)でウォンを斬りつけるのよ
で、ウォンちゃま
逆ギレよ┓(  ̄ω ̄)┏
王の身体に傷つけやがってー!ってさ
(ಠДಠ)はあ?
で、サンは、「私は長年考え違いをしていました、友だと自惚れて不遜にも御意に逆らい、恐れ多くも玉体に傷をつけてしまいました。死をもって償います」と言ってウォンに向けてた刃を自分の首に当てるのよ
流石に焦るウォン💦💦
刀を下ろせ❗って言うよね~
でも、サンは「私の会いたい人はあの世にいるから下ろさない❗」って言うの
自分が言った言葉が刃(やいば)となり返ってきたウォン
とうとう「死んだらリンに会えなくなるぞ!リンは瀕死の状態だったが生きてる」と言う事になるの(*)←「は~い🙋ココ~試験に出まーす」←違~う(^_^;)ヾ(--;)
正確には「は~い🙋ココ伏線でーす(*)」
チャンウィの助太刀で、ウォンの刺客からかろうじて助かったソンファたち
何とかして監禁されてるサンを助け出そうと考えるの🤔
でも、妙案は浮かばず
ビヨンが考えた方法が一番イケそうな作戦だと考え至るの
その方法は…
今までもサンの身代わりをしていたビヨンが、何とか御殿に潜りこんでサンと入れ替わり、顔の判別が出来ない焼死(自殺)をすると言うもの
何ヵ月も監禁されてたら、自殺したくなっても不自然じゃないし、焼死なら入れ替わりがバレるまでに、かなりの時間が稼げるはず!とビヨン
そして、以前の記事に
そして、出勤前にも関わらず隙間読書した為、悲しい場面に号泣してしまい、目がヤバい状況になった下巻序盤~中盤前半と書いた場面がこの場面なの↓
だったらビヨンじゃなくて、わたしが入れ替わるよ!とソンファが言うんだけど、ソンファでは身長でバレるからダメ✋🆖
今までも何年もお嬢さまになりすましてきた私なら絶対バレない。だからナンタ(息子)の事を頼みます。って言うの
実は、ムソクが死んでから話せなくなってたビヨン
それは、ムソクの妻であるソンファに申し訳ない気持ちや、愛していたムソクを失った事、色んな事から失語症になってしまうビヨンだったんだけど、それでも一緒に生活していて、何とか言葉を取り戻すの
そんな、申し訳ない気持ちでいっぱいのビヨンが、ソンファにナンタを頼むシーン
頼んでしまう私を恨めしいと思うだろうけど、ソンファにしか頼めない事を話すビヨン
もぅ、もぅ、もぅ~~~~~
このシーンに涙しない人がいたら鬼畜やな❗ってくらいのシーンですよ😭
で、(*)
は~い🙋ココ~試験に出ますって、先生言いましたね?←だ~か~ら~、試験じゃなくて伏線🏴
ビヨンは、入れ替わったらサンじゃないとバレないように(顔の判別不能になる様に)焼身自殺するつもりでいたけど…
リンが生きてると知ったサンは、絶対死なないとウォンが知ってる事をビヨンは知らない←「O~M~G~~~!/(>□<; )\」
で、そんな事は露知らずなソンファたち、この計画を実行しちゃいます💦
それには、協力して貰わなきゃ❗な人物が1人
は~い❗ジンガンくんでーす🙋
そんなジンガン説得には、ソンファたちと行動を共にするようになったチャンウィが向かいます
ジンガン邸に忍び込むチャンウィ
久しぶりの再会に私の胸が熱くなったわ~✨←ほら、私って男くさい絆とか裏切り、仁義とか信義とか大好物だから~❤️
ここで、ジンガンはチャンウィにサン救出に手を貸して欲しいと頼まれ、リンがウォンの命令で瀕死の状態にされた挙げ句に外国に売られた事、リンを殴った者たちの行方も解らない事を聞かされるの
最初は信じないジンガンなんだけど、ウォンの今までの言動を思い起こしてみると信じるようになってくるんだよね
しかも、リンを殴った者たちも、口封じに殺してるかもしれない❗とまで考えるジンガン
作戦に協力してくれる事に
でーもーねー❗
皆さ~ん、ウォンはサンが自殺しない事知ってるんですよーq(>ロ< ;)q
それ以前に、サンがビヨンを残して自分だけ逃げるような人だと思いますかー!?
例え、焼身自殺するつもりだと知らなくてもビヨンだけ残して逃げるなんて
否、否、否👋ない、ない、ない👋
この作戦、ウォン以前にサンの性格考えたら失敗すると解るはずの作戦でしたよビヨンちゃん
結果的に、ビヨンは残らずサンも救出するから成功ではあるんだけどね(^^)d
そして、ウォンはこう思うようになるの
『リンの時はチャンウィ、サンの時はジンガンが裏切った。リンとサンは最愛の友、チャンウィとジンガンは信頼する部下だった。側近中の側近が愛と信頼を裏切り踏みにじり背を向けた。1人ならずも4人とも!』と
でも、4人は、其々、彼らのやり方、想い方でウォンを支えたし、仕えたし、愛したんだよ?
なのに、「彼らのやり方で愛するんじゃなく、俺の考えるやり方で愛さねばならない❗」ですって
そりゃ~4人とも身体だけじゃなく心も離れるわ❗❗┓(  ̄ω ̄)┏
(前記事にも書いたけど)リンは、「身体は離れても心は邸下の側にあります。」と言ったのに
更に、サンやソンファを国外に逃がす為に、タンもサンの振りをしてウォンの見張りから目を反らさせる作戦に協力するの
タンにとっては、ウォンは最愛の夫だけど、ウォンは自分が望む方法で愛してくれた事はない。しかも兄を殺したかもしれないと知ったら、心穏やかでは居られないもん
多くの妃がいて、愛されてるのに、リンにとってたった1人のサンを奪うウォンの言動が理解出来ないタン
相思相愛の2人をそこまでして引き裂くウォンが理解出来ない
ウォンがサンが自分にとってどんな存在か知っていながら(自分を裏切ったの)か?と聞かれ
「知っていながらからです。いえ、知ってるからこそです。殿下が考えるよりずっと解っています」と言うの
私ね~。タンって自分では何も行動起こさない、優しくおとなしいだけのお嬢さまだと思ってたんだけど~
芯がしっかりしてるし、思ってる事も意外とハッキリ言う女性だから大好きなんだよね~✨
好きな男の為に、家族や友達の事を裏切ったり見放すような人間じゃない所も素敵だし👍
たま~に、好きな男の為なら、男が悪漢だろうが、犯罪者だろうが家族も友達も捨てちゃう(見放しちゃう)女キャラっているじゃないですか?
あれ最低だからな❗
そして、今までは、ウォンはタンを妹のように想うからこそ、他の妃たちのように軽んじて無視したり、凌辱しながら抱いたりする事なく、機会があれば話に行ったり、茶を貰いに行ったのに!
「妹じゃなく妻でいたいんだな?だったら俺は二度と会いにこない、俺の妻ならそう言う事だ❗」と言うの
タンは、それでもいい。妻として捨てて下さい。と
タンちゃ~ん😭
そして、追及の手はジンガンにも❗タンにサンの事を教えたのはお前か!?とウォン
話の流れで、ジンガンがタンに恋慕してると気づくウォン
タンがジンガンと2人で密談してた事を下衆い捉え方をして責めるウォンに
タンは、「殿下が思うような意図はなかった」と言うんだけど
「俺は君じゃないから解らないが、少なくてもジンガンはそのつもりだぞ?違うかジンガン?」と言い
ジンガンは、「静妃(タン)様に罪はありません。私の考えで賢璦宅主(サン)様を逃がしたのです」と答える
「黙れ❗俺の妻に邪心を抱いていると宣言する気か?舌を引き抜いてやる!」
とウォン
そして、ジンガンは「私の罪をどうして償えましょう。死以外ない事は存じてます」と言う
なーのーにー!
「お前は当然死ぬ、だが自決など許さん。お前ごときが勝手に死ぬなどあり得ない。もう一度でも命令を拒んだらタンの命の保証はしない。一思いに殺すと思うか?生きたままじわじわ苦しみを味わわせてやる。最初の処罰は、一生タンを見れなくなる事だ!」ってのたまうのよ
ウォンよ!
お前、大概にしろよ!?
そんなんだから、4人…否✋タン入れて5人が離れたんだわ
さてさて、お次は瀕死の状態で人身売買されたリンの行方について
サンがリンが死んだなら❗と自害しようとした時に、ウォンが「リンは生きている」と言って人身売買について書かれた紙を見せるんだけど~
現在の地図にも載ってる"サマルカンド"と言う地にリンが居ると知ったサン
チャンウィと兄弟を装ってアジズと言う商人を道案内役に、シルクロードを旅する事になります
同じ頃、リンは何人もの人の手を経て売られていたんだけど~
かなりの瀕死状態だった事もあり、奴隷にすら使えない!とお荷物状態
そんなリンを、モンゴル族ケレイト部の遊牧貴族の男が「だったら私が買おう!」と言ってリンを買い~
自分の名前も、身の上も、何も一切話さないリンに、男の娘ベキが"ユスフ"と名付けて従者にするの
そして~
この辺りからモンゴル帝国の後継者争いが絡んできます。
ちょっと、寄り道(笑)
私の中でのモンゴル帝国と言えば
①チンギス・ハーンとフビライ・ハーン
②元寇
③↓この図

ってゆー、学校の社会科で習ったレベル
今回、小説を読んで、blogの為にググッてみて
間違いや知らなかった事が多々ある事を知りました
先ずは名前
日本語での呼び方には、記載する書物によってかなり違いがあるようで、私が学生時代に習ったのは↑①の記憶でしたが、wikiでは
チンギス・カン(又はカーン)とクビライ・カン(又はカーン)になっていました。
しかも、チンギス・カンは名前じゃなかったっつーね😅
【チンギス・カン】とは
テムジンが即位の際にコンゴタン氏族出身のテブ・テンゲリというシャーマンから与えられた称号(*)であるが、その意味については諸説ある。
チンギス・カンとは、チンギス皇帝の意味である。
(*)
【ハーンとは?】
ハーン(可汗、合罕、qaġan/qaγan、khaan)は、北アジア、中央アジア、西アジア、南アジアにおいて、主に遊牧民の君主や有力者が名乗る称号。古い時代の遊牧民の君主が名乗った称号カガン(古テュルク語: Old Turkic letter)はその古形である。
【カン(ハン)とカアン(ハーン)】
12世紀のモンゴル高原では、カン(Qan)はモンゴル、ケレイト、ナイマンなど部族の長が名乗る称号(君主号)であり、モンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンも、彼の在世当時はチンギス・カン(Čingγis Qan/Činggiz Qan)と称していた。しかし、チンギス・カンを継いでモンゴル帝国第2代君主となったオゴデイは、恐らくモンゴル帝国の最高君主が他のカンたちとは格の異なった存在であることを示すために、古のカガンを復活させたカアン(qa'an, qaγan)という称号を採用し、のちにモンゴル帝国の最高君主が建てた元王朝もカアンの称号を受け継いだ。帝国西部に位置するテュルク系国家や西遼などの旧領では、最高指導者をカーン(khaqan、qa'an)と呼ぶ慣習があったため、1220年代頃からカンとカーンの使い分けが貨幣発行などの事例が次第に増え、帝国東部でも1254年と1257年に印された少林寺蒙漢合璧聖旨碑のウイグル文字モンゴル語文/漢文が、それぞれカン/罕からカーン/合罕へ切り替わっている事から、正式に大モンゴル国の最高指導者の呼称をカアンと定めたのは1250年代と考えられている。
これに対して、モンゴル帝国西部のチャガタイ・ウルス(チャガタイ・ハン国)、ジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)、フレグ・ウルス(イルハン朝)系の君主では依然としてカン号が使用された。やがてこうしたモンゴル帝国の諸王の「カン」号がペルシア語では「ハーン khān」と表記・発音されたため、アラビア文字使用圏ではハーン(khān)とハン(χan)という2通りの表記が生まれ、現代の書籍においてもモンゴル帝国のハーンと他地方のハン/ハーンの混同がみられることがある。
因みに、『王は愛する』の前に読んだ『則天武后』の中にも"河汗"が出て来てました。がこの時の河汗は皇帝の意味ではなく長(おさ)的意味合いでした
そして、うろ覚えな元寇(;^_^A
【元寇】(げんこう)とは、
日本の鎌倉時代中期に、当時中国大陸を支配していたモンゴル帝国(元朝)およびその属国である高麗王国によって2度にわたり行われた対日本侵攻の呼称である。1度目を文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、2度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)という。 蒙古襲来とも言う。
んー!
って事は、文永の役の1年後にウォンが生まれて、弘安の役の年にカイシャン生まれたんだ💡(史実です)
それと、元の属国だった高麗に、造船させたりだの、日本遠征に掛かる資金だのを負担させてた。ってゆーのも、初めて知った
サンの父親が娘を貢乙女にさせたくなかったのは無理ないかもね←でも、見つかれば厳罰に処される
現在、絶賛読書中の『奇皇后』でも貢女(コンニョ)が出てくるし、奇皇后の夫タファンのモデルになった皇帝は、カイシャンの孫であるトゴン・テムルなんだよ💡
そして、一番知らなかったのは、そのモンゴル帝国の広さ(↓一番広かった時のモンゴル帝国らしい)
↑この図の説明
登場人物紹介にも書いてますが(登場人物紹介は①にあります。マークをポチると飛べます→📖)
大元国(だいげん・ウルス)を支配していたのが、モンゴル初代皇帝のチンギス・カンと後継者たち
ジョチ・ウルス(ジョチ国)は、チンギス・カンの長男ジョチを祖とするモンゴル帝国内の遊牧国家
チャガタイ・ウルス(チャガタイ国)は、チンギス・カンの次男チャガタイ・カンを祖とするモンゴル帝国内の遊牧国家
フレグ・ウルス(フレグ国)は、チンギス・カンの孫フレグを祖とするモンゴル帝国内の遊牧国家
*フレグは、クビライ・カン(次男)の弟(三男)で、父はチンギス・カンの四男トルイ
で、小説に戻ります…
が、長くなったので、一旦切ります😅
──⑤へ続く───



