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※中国広東省深セン市で小学2年生の男の子を育てています。息子は幼稚園年長はインターへ、小学校1年生は上海の公立小学校の国際部(授業は主に英語)に通い、去年深センに引越して来てからは現地のローカル校(授業は主に中国語)に通っています。私は日本人、夫はほぼ日本育ちの中国人です。長文且つ乱文です。


数ヶ月前に読者の方からご質問いただきました。その時はコメ欄の字数制限の関係もありざっくりとしかお答えすることができなかったのですが、これは私も自分自身に問い続けている問題だったので、改めて整理したいなと思います。


グラサンハートグラサンハートグラサンハート

前回の記事、たくさんの方にご覧いただきましてありがとうございます。
人は一人一人家庭環境も性格も違いますし、完璧な人間がこの世に存在しない以上、完璧な学校や完璧な組織も存在しないと思います。同様に完璧な子育てというのも存在しないと思います。人様に自分の意見を押し付ける気は毛頭ないですし、逆にこの件に関して他の方のアドバイスを求めているわけでもありません。あくまで自分用の記録です。

今回は中国の現地校についてうpしたいと思うのですが、現地校でもインタークラスと通常の学校ではこれまた全然違うので、別々に書こうと思います。

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☆中国現地校国際部(インタークラス)のメリット

・コストパフォーマンスが良い。インターよりも安い学費で英語中心の教育を受けることができ、学校の施設・設備もインターより立派だったりする。

上海には現地校の中に外国籍の子どもが入学対象となっている国際部(インタークラス)がいくつかありまして、息子は小学一年生の時はこちらに通わせていただいていました(以下A校国際部とします)。私自身はこちらの学校が今まで息子に通わせた中で最も良かったと思っています。
教育内容や学生の国籍の比率等は学校によってかなり違いが大きいみたいです。A校国際部は上海の現地校国際部の中でも一番伸び伸びとしておりインターらしい校風だと言われているようですが、一方某現地校国際部は宿題が多くてテストも毎週のようにあると伺いました。A校国際部では中国語の授業は毎日1コマありましたが、他の授業の教材はアメリカの教材だったと思います。前記事の教材の写真はA校で使っていた教材の写真ですアセアセ  ややこしくてすみませんアセアセ  現地校国際部のカリキュラムは一般の中国の現地校ともまた異なっています。受験や説明会の為に色々な現地校国際部へお伺いしましたが、IBやAP等欧米式のカリキュラムに中国の教育を融合させている学校が多い印象です。間違っていたらすみませんアセアセ
ちなみにA校国際部では定期的にプレゼンが行われ、私はこれを見るのがとても好きでした。あるテーマについて学生さん達がグループ毎に調べて発表するのですが、パネルのようなものを作ったり歌やダンスを交えて発表するのでとても見応えがありました。また、このグループは縦割りみたいで、大きい学年の子と小さい学年の子が一緒に発表するのがとても微笑ましかったです。スライドが決まった時、せっかく息子が苦労して入った学校を辞めさせなければならないのが何よりも辛かったです。。。あの時は本気で泣きました。笑


中国現地校国際部(インタークラス)のデメリット

・入試があり敷居が高いかも。。。

インターは学校によっては英語ができなくても受け入れていただけたり、入学試験は特に必要なかったりしますが、現地校国際部は基本的に入試があります。うちの息子も何校か受験し、そして落ちまくりました…(^_^;)  
上海の現地校国際部の受験の記録は過去記事にありますが、鍵かけました。すみません。英語はどの学校もかなり高いレベルを要求されます。学校によっては数学も高いレベルを要求されます。

・学校によっては入った後の勉強が大変かも。。。


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☆中国現地校のメリット
・インターと比べると学費が安い
・しっかりと勉強する習慣が身につく
・中国語をしっかり学ぶことができ、バイリンガル学校の場合更に英語も勉強することができる
・ストレス耐性が身につく

これくらいしか思いつかないなあ。。。(汗)
今深センで通っている学校は学費が安いので本当に助かっています。上海で通っていた公立校の国際部は、一般のインターよりもコスパが良いとは言っても、学費やスクールバス代等合わせて年間8万元くらいかかっていました。今の学校の費用はパパ先生の勤務先の学費補助でほぼカバーできています。
息子を約1年間中国の現地校に通わせてみて、とにかく学力面の伸びは目を見張るものがありました。しかし、お子さんによっては中国の現地校は勉強や風紀面の管理が厳しすぎてすごく辛い思いをしてしまうみたいです(>_<)  息子は残念ながら運動神経や音楽的才能には恵まれませんでしたが、勉強する才能はあるみたいで、集中力もすごいし机に向かって長時間勉強したり難しい単語や唐詩を暗記したり計算問題をたくさん解いたりすることが苦痛じゃないみたいです。最初は宿題の量が多くて夜9時くらいまでかかる日もありましたが、今では休み時間や帰りのスクールバスを待つ時間を上手く利用しているようで、いつの間にか帰宅する頃にはほとんど終わらせているようになってましたアセアセ

小学2年生の数学の教科書  2年生の1学期にかけ算を習い、2学期には割り算を習いますびっくり  千以上の数や3桁同士の足し算引き算や角度も習います。息子は幸い以前から数学は得意なのですが、1年生の頃使っていた教材との差が激しくてびっくりします。。。

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私自身が働いていた頃の経験ですが、中国語ができる日本人は英語ができる日本人や日本語のできる中国人よりも少ないので意外と重宝されると思います。もし日本語・中国語・英語を身に付けることができたら仕事の幅も広がりやすいと思います。言うほど簡単ではありませんが。゚(゚´ω`゚)゚。
今通っている学校は英語の授業はネイティブの先生が指導してくださるので、その点はローカル校にしては良いなと思います。英語を話す機会は以前よりずっと減りましたが、息子にはできる限り今の英語力を維持してもらいたいところです…(>_<)
中国の学校の先生は厳しいです。学校にもよると思いますが、息子の通う学校の先生は怒る時はきつく叱ったり子どもを立たせたりとかもするようです。体罰は流石にないようですが…  ただ、私はこれはこれで良いことなんじゃないかなと思います。親以外の人に怒られることがないまま育つと、ストレス耐性が身に付かず社会に出てから苦労すると思います。また、中国の学校はできる子や行いの良い子等は皆の目の前でものすごく褒められたり賞状や賞品をもらって帰って来たりします。この点は日本の学校よりも良いと思います。日本の学校は厳しく叱られたりしないかわりにできる子がすごく褒められるとかもあまりない気がするんですよね。子どもは褒められるのが一番嬉しいと思いますし、こういった成功体験を積み重ねることで勉強のモチベーションが上がり好循環に繋がると思います。

息子はこの間学校で「1年間で学業面の最も進歩が大きかった学生」として表彰されて賞状や商品をもらって帰ってきましたお願い  入試の時は中国語の点数がなんと27点で(ほんとよく受かったよな)、今では中間・期末テストで90点くらい取れるようになったので、確かに進歩は大きかったと思います(^_^;)

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☆中国現地校のデメリット
・基本的にどの学校も入試があり敷居が高い
・子どもがいじめられる可能性があるびっくり
・学習量が多い、授業の進度が速い、宿題が多い
・勉強が大変なので合わない子は耐えられないかも
・先生が厳しい
・給食が不味いかも?

二番目の点は私も事態を重く見て、一時期息子を転校させるべきか?真剣に悩みました。この話はまた別に書きたいと思います…    今の学校には数人日本人のお子さんがいらっしゃるようなのですが、一年通っていていて未だにお会いできていませんびっくり  息子は今のクラスでは唯一の外国人で、また反日ドラマ等の影響からかクラスメイトから「日本人」とか「日本鬼子」とか言われたりすると言っています。私も息子のクラスの子から「你好〜〜日本人〜〜!」と言われたことがあります  その時は別に嫌な感じじゃなくフレンドリーな感じだったので、息子も時々過敏に反応しているのかもしれないと感じました。今の担任の先生はいじめっ子に注意したり、酷い時には私にも知らせてくださったりと味方になってくださっています。
学習面は、私も最初は万が一勉強が厳しすぎて息子がうつ病とかになってしまったらどうしよう((((;゚Д゚)))))))と本気で心配していました。中国は人口が多い分競争が激しいので、勉強面の要求もかなり高いと感じます。しかし、いわゆるゆとり世代の私が成人した後日本と中国両方で暮らしてみて、経済発展やIT技術の普及度等で日本は差をつけられているなあと感じるので、中国の教育がすごく良いとも思いませんしそもそも国土や人口に差があることも承知していますが、中国の教育が多くの優秀な人材を育てていることもまた事実だと思います。
先生が厳しいのはメリットでもありデメリットでもあると思います。愛のない感じの厳しい先生は私も嫌ですね。
息子の通う学校の給食は主に中華料理が出るらしいのですが、息子曰く美味しくないそうですアセアセ  彼自身元々広東の味付けが好きではないようですアセアセ  可哀想だし申し訳ないと思いますが、私はお弁当を作らなくて良いのですごく助かっていますアセアセ
深センのローカル校については過去記事にも色々書いておりますので、よろしければご覧ください。


***


私が考える日本人学校へ通うメリットには以下の点が挙げられます。これはつまり私達が自ら失ったものでもあるのですが…

・日本人のお友達がたくさんできる
・日本人らしい礼儀やマナーを身につけることができる
・日本の伝統行事を色々と体験できる
・本帰国後も日本の学校へ馴染みやすい
・母国語の基礎をしっかり固めることができる

礼儀やマナーについてはできる限り家庭で躾けるようにしています。しかし、息子はやはり言動がストレートで日本人ぽくないと感じます…  あと、彼は何故か自分にすごく自信があって「自分はイケメンで頭が良い」と思ってるんですよ(^_^;)  こういう性格的な部分を見ると、やはり彼には日本人学校よりもインターや中国の現地校の方が合ってるんじゃないかなあと思います(^_^;)

最後の点については個人的にはすごく大事かなと思います。母国語の力がしっかりしていないと複雑な思考ができないと思うので…  息子の場合は6歳で中国に来て、それまでに平仮名・片仮名・簡単な漢字の読み書きを覚えていました。外国語を学び始めるには早すぎず遅すぎず良いタイミングに恵まれたと思います。彼は今のところ日本語でも中国語でもロジカルに話すことができますが、それでもこちらにいると日本語をたまに忘れるようで、「下半身」を「げはんしん」と言ったり、「四分休符」を「しぶしうふ」(日本語と中国語が混ざった発音)と言ったり、気が向いた時に書く絵日記に「びっくりしたです。」とか書いたり、カタカナの書き方を忘れたりするみたいです…  今はまだ可愛いし笑えるから別に良いんですけどねw  幸い中国の学校の長期休暇と日本の学校の長期休暇は少しずれているので、中国の学校が休みになったらすぐ日本の学校へ一時編入させていただいてます。日本の学校へ通うと日本語の読み書きをすぐに思い出せるみたいです。ちなみに週末はすでに習い事をさせているのでこちらでは日本語の補習校へは通わせていません…



上記の通り、息子を中国の現地校に入れたのは誤りだったのか?と一時すごく悩んだ時期がありまして、深センのインター校を集めた合同説明会に参加したことがありました。
その説明会で私が学んだこと、感じたことは…


気が向いたら続きを書こうと思います🤤


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