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※中国広東省深セン市で小学2年生の男の子を育てています。息子は幼稚園年長はインターへ、小学校1年生は上海の公立小学校の国際部(授業は主に英語)に通い、去年深センに引越して来てからは現地のローカル校(授業は主に中国語)に通っています。私は日本人、夫はほぼ日本育ちの中国人です。長文且つ乱文です。
数ヶ月前に読者の方からご質問いただきました。その時はコメ欄の字数制限の関係もありざっくりとしかお答えすることができなかったのですが、これは私も自分自身に問い続けている問題だったので、改めて整理したいなと思います。
この問題に一言で答えるのはとても難しいです。息子の教育については中国に来た時からずっと、今も現在進行形で悩み続けています。たぶんどの学校を選んでも得るものと失うもの両方あり、100%満足することはできないと思います。そんな中でそれぞれのメリット・デメリットを比較して今回選んだのが今の学校でした。今でもこの選択が100%正しかったとは思っていません。不満な点もたくさんあります。しかし一方で、当時の限られた条件下では最善の選択だったとも思っています。
息子は一応日中ハーフである為、夫方の親戚のおかげもあり中国に来る前から日本語と中国語両方話せました。この点は他の大多数の日本人のお子さんとは少し違うかもしれません。深センにスライドが決まった際は、そもそもローカル校の編入試験に受かるかどうかわからなかったのですが、「とりあえず編入試験を受けさせて、もしどこにも受からなかったら日本人学校に編入させよう」と主人と話していました。ただこれは、「日本人学校を回避したかったから」という消極的理由よりも「できれば中国にいるこの数年は、今しか受けられない教育を息子に受けさせたかった」という積極的理由によります。ちなみに息子は日本人学校に通いたいとずっと言っているので、完全に親のエゴを押し付けた形です(^_^;) その点は可哀想だし申し訳ないと思っています。。。
このあたりの顛末につきまして、詳しくは過去記事にも書いてますのでよろしかったらご覧ください。
なんだか抽象的でわかりづらいので、中国に来てから息子をインターと中国の現地校それぞれに通わせてみて感じたことと、日本人学校に通った場合得られそうなメリットを過剰書きにしたいと思います。
☆インターのメリット
・高い英語力が身につく。
・色々な国籍のお友達ができる。国際的な視野を持てるようになる。
・楽しいイベントが多い
・英語以外の言語も勉強できるところが多い(中国にあるインターだと第2外国語として中国語の授業があったりして、上手くいけばトリリンガルも目指せるかも?)
これくらいしか思いつかないなあ。。。(汗)
英語力を身につけることができた場合、交友関係を含め生きる世界が大きく広がると思います。これが私の考えるインターに子どもを通わせる最も大きなメリットです。たぶん他のインターママさんも似たような考えをお持ちだと思います。また、日本でも高校・大学の受験科目として必須の学校が多いので、スライドや本帰国等に伴い他の学校を受験する時に試験で有利になると思います。日本の私立校の帰国子女枠では、英語力を見るところが多いようです。近年、日本人の海外駐在員の赴任先として最も多いのは中国やタイ等のアジア圏だと思うので、英語力だけが帰国子女の語学力を測る基準というのもある意味不公平な話だと思いますが。。。
しかし実体験として、去年上海から深センにスライドするにあたり息子が中国の現地校を受験した際も、英語がよくできたことがかなりプラスに働きました。今では英語に接する時間は減ってしまいましたが、旅行先等でも英語はほぼ全部聞き取れるみたいですし今の学校の英語の授業は彼にとっては簡単だと言っています。

もう何度も書いていることなのですが、私も主人も若い頃語学で苦労したので、息子には早い段階で日中英をある程度身に付けてもらって、将来は語学習得にかける時間を自分の好きな専門を学ぶ時間に充てて欲しいと思います。
☆インターのデメリット
・学費が高い
・休みが多い
・どんなカリキュラムを採用しているか?にもよるが、日本人学校や中国の現地校と比べると学習進度が遅い
・はっきりと自己主張できるようになるが、日本に戻った場合周囲との軋轢を生みやすくなるかも…?
今思いつくのはこんな感じですかね…。
息子は幼稚園年長の時に上海に来まして、約1年間アメリカ系のインターに通いましたが、その学校は学費は高いのに中国の祝日もアメリカの祝日もお休みになるので、正確には覚えていませんが下手をすると年間登校日数は100日未満だったかもしれません
我が家は貧乏なので、コストパフォーマンスの点から見てもインターは今後の選択肢としてはないですね(白目)。

息子が小学1年生の頃使っていた教材があったので晒します。汚くてお恥ずかしいです(^_^;)
今の学校の数学と比べるとやさしすぎてびっくりします…
インターの教科書はカラフルな感じ 子どもの興味を育てることに重点を置いているそうです。
しかし、個人的には欧米式の教育が良いかというと必ずしもそうではないと思います。カリフォルニアで育ったパパ先生の従姉妹は勉強嫌いな子でしたし… これは向こうの教育が緩すぎるせいなんじゃないかと私は思っています。従姉妹は今は大学で頑張って勉強しているようですが。矛盾する様ですが、大学に関しては日本や中国よりアメリカの大学の方が良さそうな気がします。
カナダ育ちの華僑の友達は、中国の小学校で習った数学はカナダの高校まで通用したと言ってました
ほんまかいな


最後の点については過去記事に具体的な体験談を載せています…。
過去記事
長いので一旦切ります