一昨日は死ぬほど素敵なランチをいただいてきました(≧▽≦)
半年以上前から行ってみたいと思っていた慧公馆にお伺いしてきました。こちらは小南国の系列なのだそうです。
お付き合いくださったのは素敵太太さんのさんです、本当にありがとうございます!!!
外灘や思南公館のお店も本当に素敵そうですが、今回は巨鹿路のお店にお伺いしました。お写真で見ていた印象以上に瀟洒な洋館でテンション上がりました〜⤴︎⤴︎⤴︎
慧公馆Maison de L'hui
巨鹿路168号(近成都南路)
ちなみに、最初は大众点评のネット予約を利用したのですが、数日先まで“紧张”と表示があり何度トライしても希望の日に予約を取ることができませんでした。「そうか…平日でも満席になるほど人気のお店なんだ…」と半ば諦めモードになっていたのですが、駄目元で電話してみたところあっさりご予約できました。しかもお店に入ってみると他のお客さんはほとんどいませんでした。謎です…
ということで、平日のランチの場合はネットで予約できなくても、お電話でしたら案外予約できるかもしれません 但し、お電話は繋がりにくいです。(
さん曰く、予約台の電話は鳴りっぱなしだったそうです
)
今回は大众点评の团购のランチコース+お茶をいただきました。
さん、メニューのお写真使わせていただきました、ありがとうございます
お茶は紅茶をいただきました~ 私は中国の紅茶はそれほど美味しいと思ったことがなかったのですが、こちらは香りが良くて美味しかったです
何度でも淹れていただけるので、人数が少ない場合、お茶は一人分ずつ頼めば十分だと思いました
慧公馆三小蝶
サラダも梅子排骨も美味しかったですが、特に左のお豆腐のようなものが濃厚且つほんのりとスパイシーな?複雑なお味で、口の中でとろけてとても美味しかったです
养胃仙草炖功夫汤
こちらはお茶のような飲み方でいただきます。煙が出ていてなんだか神々しい雰囲気でした笑。スープはきれいに澄んでいて、お味もすごく美味しかったです
翡翠汁烩盐烤海鲈鱼
中華料理で緑色のソースはあまり見ない気がします。(海)鲈鱼はスズキのことだそうです。ソースはクリーミーで優しいお味で、お魚は身が締まっていてとても美味でした
慢煮稻草雪花牛柳
お肉がすごく柔らかくて美味しかったです 思い出したらまた食べたくなってしまいました〜
お箸だけで充分なくらい柔らかかったですが、ナイフとフォークがあったらもっと良いと思いました
松露鸡头米加拿大带子配鱼籽酱
白くて丸いのがオニバス(鸡头米)の種子だそうです。いただいている時は正直何かわかりませんでした…(ハトムギかな?とか超適当なことを言ってました
) クリーミーなお味で美味しかったです
松露はトリュフで鱼籽酱とはキャビアのソースのようです
とってもぜいたくな逸品です
上汤有机时蔬
ちょうど良い味付けで美味でした
海鲜汤厨面
この時点ですでに何品いただいたかわからないくらい満足していましたが、こちらもスープが濃厚で美味しかったです 思い出したらお腹が空いてきました
杏仁白玉
こちらも見た目がきれいで美味しかったです〜
今回も美味しかったしか書いてないですね ボキャブラリーが貧困ですみません
お料理も本当に大満足の内容で、おしゃべりも弾んでいたので気が付いたら3時間くらい経っていました 本来ランチタイムは14時までとのことでしたが、お店の方はお時間を過ぎても大丈夫と言ってくださり、更に他の階も見て良いか伺ったところ、快く案内してくださいました。
階段には赤絨毯が敷かれていて、ステンドグラスがとても美しかったです
二階の真ん中のお部屋はこんな感じで、外にはテラスのお席がありました。下午茶もすごく良さそうでした
二階テラスからの景色
晴れていたら更に気持ちが良さそうです〜
二階のテラス席
レトロな扇風機もありました。
三階の真ん中のお部屋はこんな感じでした。昔の上海のお写真がたくさん飾ってありました!
外には屋根なしのテラス席がありますが、ドアの修理中だったのでお写真はありません
先週ちらっとこちらの建物の歴史を調べたのですが、すっかり頭から抜けてしまっていたのでお店のお兄さんにお伺いしてみました。しかし、「黑社会老板」「 四姨太」「演员」「梅兰芳」等のワードはかろうじて聞き取れましたが、固有名詞を聞いても「???」だったのとお兄さんの中国語はかなり訛りがあって聞き取りづらかった為、あまりよくわかりませんでした。別のお姉さんにお伺いしたところ、こちらのお姉さんもかなり訛っていましたがこちらはなんとなくわかりました。
自宅に戻ってから改めて調べてみたところ、ようやく合点がいきました。あの建物は、元々汇丰银行の买办(近代中国において中国と西方双方の貿易を手助けしていた商人や、海外の資本家に代わって国内で会社や銀行等の経営を行う人のことを买办と言うそうです)だった鹿笙という人のお父さんが建てたそうです。その後杜月笙という有名なギャングスターの支配下におかれ、やがて彼の4番目の奥さんに送られたのだそうです。そしてその奥さんは京劇俳優だったそうです。だからお店の方も梅兰芳がどうのこうのとか演员がどうのこうのとおっしゃってたんですね〜(孟小冬は梅兰芳と同じくらい有名な京劇俳優だったとおっしゃっていました) 全く存じ上げませんでした…
以下ネットで見つけた文章の簡単な訳です↓
杜月笙は上海の青帮(秘密結社の名前だそうです)の中で最も有名で、20世紀前半の上海で最も伝奇的な色彩に飛んだ人物であった。彼は一生の間に5人の妻を娶った。その内5番目の妻は、著名な京劇女優の孟小冬であった。孟はかつて京劇俳優の大家である梅兰芳と壮絶な恋愛をしたことがあった。杜月笙の4番目の妻・姚玉兰も京劇俳優で、孟小冬は姚玉兰の姉弟子であったらしい。この慧公馆は杜月笙が第4夫人の姚玉兰に送った別荘である。
お店の方曰く、こちらの洋館は1923年に建てられたのでおよそ100年の時歴史があるそうです。すごい!
かつての外滩はこんな感じだったんですね〜
江海関や和平飯店等は今でもお馴染みの景色ですが、小~中型の船が河岸一帯に泊まっているのが面白いなあと思いました。
三階の個室 わあ素敵(≧∀≦)
一階の個室には京劇の衣装のような长跑が掛けられていました。
京劇の役者さん達のお写真も飾ってありました。前の列の左から二番目に座っているのは梅兰芳だそうです 完璧なポージング、流石です
孟小冬のお写真は二階にあるとのことでした。
大众点评で評価が高いとこんなのがもらえるんですね 初めて見ました。他にも色々な表彰が飾られていました。
玄関の鳥籠にはインコちゃんがいました。この日は肌寒かったからか、2羽身を寄せ合っている姿が可愛らしかったです
建物の中もそうですが、こちらは天井がとても高いつくりで、ドアやカーテンもすごく背が高いんです! ドアは重厚な木製のドアで、これだけの大きさの材料を探すだけでも大変だっただろうな〜と思いました。
いただいたランチは決してお安いわけではないのですが、お店も本当に素敵でしたし、お料理も美味しくてすごく充実した内容なので、あのお値段はお値打ちだと感じました。本来は10%のサービス料がかかるとのことですが、大众点评の团购を利用した場合はサービス料が無料になるそうです。サービスは悪くはありませんでしたが、10%も取るほどのクオリティかと言われると…うーん
さんとのおしゃべりもすごく楽しくて本当に幸せなランチでした
Shook!のレストランウィーク限定ランチやピースホテルのアフタヌーンティーなど、
さんとご一緒させていただいたところは本当に素敵なところばかりですごく思い出深いです(*´꒳`*)
さん、今回は私の欲望にお付き合いくださって本当にありがとうございました(≧∀≦) おかげさまで上海に未練を残すことなく旅立てそうです
また今度よろしくお願いいたします(≧∀≦)