※この記事には、ピエール・ルメートル氏原作「悲しみのイレーヌ」及び酒見賢一氏「泣き虫弱虫諸葛孔明  第弐部」のネタバレが含まれています。未読の方への配慮は一切ございませんのでご注意ください。あと、上海とか駐妻とかほとんど関係ありません。すみません。





上海に来てから初めて出会った同い年の太太さんがすごい読書家で、しかも文才があってブログで紹介されている本がどれもすごく面白そうなんです。読んだら頭良くなりそうな本ばっかり(≧∇≦)
他の本もすごく興味があっていずれ読みたいな~~と思っているのですが、まずは紹介されている本の中でも一番気になっていた「悲しみのイレーヌ」を読みました!

内容が思いのほかドギツくて、まずはこの本を紹介してくれたMちゃんの真面目で清純なイメージとのギャップに驚愕しました笑。猟奇的な描写に比較的耐性のある私ですが、最初の事件現場の描写は吐き気を堪えながら読みました。口から〇〇と〇〇が出てるとか…あわわわえらいこっちゃ((((;゚Д゚)))))))  全体としては…捜査班メンバーのキャラクターと物語の構成が良かったです。
私はものすごいネガティヴ人間で、わりと常に最悪の状況を想像してしまうところがあるので、イレーヌのフラグも前半からビンビン感じ取っていました。タイトルもある意味盛大なネタバレですし。そういった意味では、読後感の悪さは他の読者の方に比べればかなりマシだったのかも…  とはいえこのようにブログでおちゃらけずにはいられないくらいラストは残酷でした。この作品は妊婦さんは読まれない方が良いかと思います。
ルイ可愛いよルイ( ;´Д`)  彼のビジュアルはリバー・フェニックスで脳内再生されました。しあわせ。趣味が一発でバレますな。主人公のカミーユは、頭が切れて冷静沈着でリーダーシップもあって芸術を解していて、身体的なハンデを補って余りある程の男前でした。奥さんのことを愛しているのにどうしたら良いのかわからないところとかは個人的にすごく好みです( ※´Д`※)  彼がもし背が高くてコンプレックスのないキャラクターだったら完璧すぎていけ好かない野郎になっていたと思うので、ド◯えもんサイズでちょうど良かったと思います。(◯ラえもんよりは大きいですねすみません)  
とにかくおかげ様で刺激的な読書体験ができました、Mちゃんありがとう♡♡♡  続編もまた今度読んでみたいと思います~~


自らの精神衛生の為にこちらの感想も書きたいと思います♫


泣き虫弱虫諸葛孔明の2巻目は、1巻目より更に笑えました。個人的に特に笑えたところトップ3は①唐突に挿入されるエヴァネタ  ②小学生の感想文のような心情描写をされる趙雲  ③『三国志』トーク(世の英雄を比較の対象に持ち出して問い、しまいには自分は生きる価値すらない生き物だと自己否定するまで追い詰める非論理的で陰湿なレトリック)のくだりです。地下鉄の中で笑いながら読んでいたら若い女の子に変態を見る目で見られてしまいました。あながち間違っていないのがかなC。
呉の人々と広島弁はけっこう合ってると思います(笑)  次巻を読めばエキセントリック青年孔明とイケイケの武闘派若頭周瑜の絡みが拝めるんですよね楽しみです(>_<)