前記事ではかなり個人的な事情を中心に綴りましたが、将来「上海でローカル小学校国際部受験」等の情報を求めてこちらに辿り着く方がいらっしゃるかもしれませんので、今回は受験した学校名も出して具体的な体験談を記録したいと思います。但しこちらの内容は2016年4月現在の情報ですのでその点ご了承ください。

先週土曜日、浦东にある「尚德实验学校国际部」を受験して来ました。こちらの学校は、去年の来海直後に小学校の情報収集をしていた際、中国語の検索でヒットして知りました。学校に電話をかけたところ、春節明けにホームページで招生に関する情報が出るからその頃またチェックしてね~と言われたのでした。その時の先生の対応に好感を抱いたので印象に残っていました。


・受験当日までの流れ

実際には今年の3月初旬から中下旬にかけて「校园开放活动」のネット申し込みが行われていました。この申し込みは微信でできました。私は確か“添加朋友”→“公众号”で学校名を検索→追加(国内部と国際部があるので間違えないように注意)→学校が発信する情報に従って报名    という流れで申し込みをしたと思います。ホームページでも申し込みできたと思いますが、締切日直前には申し込みページが消えていましたし、その後の情報を受け取れる利点を考えるとやはり微信が便利だと思いました。
申し込みが完了すると、登録した携帯電話の番号にこんな感じのメッセージが届きました。

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受験日が近くなると“凭证”を印刷するように学校から指示がありました。こちらは学校から指定されたページにアクセスし、上記のメッセージの中にある“编号”を入力して印刷し、子どもの写真を貼って当日学校に持参してくださいとのことでした。その他子どものパスポートのコピーも持参するよう指示がありました。


・受験日当日の様子

こちらの学校は地下鉄11号線秀沿路から徒歩10分程のところにあります。ディズニーの2駅手前だったと思います。まず学校の印象はとにかく大きいし校舎も立派!でした。  去年シンガポール国際学校へ見学に行った時、規模の大きさと校舎のきれいさに驚きましたが、こちらは国内の学生さんが主なので更に大規模だと思います。幼稚園から高校まであるようです。
特に図書館と噴水の大きさには度肝を抜かれました。

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国内部の活动も行われていたので来校者はとても多かったです。あと、お金持ちっぽい人が多かった笑  
大学並みに校内が広いので、国際部の受験会場に辿り着くのも大変でした。受付をする際驚いたのは、かなり几帳面に書類を準備して来た我が家に比べ、周囲の人のフリーダムなこと笑  
以下のやり取りをご覧ください。

保護者1「うちの子外国籍じゃないんだけど」
受付のおねーちゃん「はいはい  良いですよ~」
保護者2「凭证印刷して来てないんだけど」
受付のおねーちゃん「はいはい  良いですよ~」
保護者3「私の友達が、申し込みしてないんだけど今日来たいんだって」
受付のおねーちゃん「はいはい  あちらで聞いてみてくださいね~~」

えー  そんなんで良いのー⁉︎

凭证に写真を貼っている人もほとんどいなかったし、やっぱり中国人は適当やな~~と思いました。良く言えばおおらかというか。実はローカル国際部受験は今回が2度目だったのですが、前受けたところはもう少ししっかりしていたような…
皆一見普通の中国人だったので外国籍のお子さんがどのくらいいたのかわかりません。受験資格に外国籍の子女と記載があった気がするが私の見間違いだったのか。


・試験の内容

受付後息子は別室に通され、その間保護者は控え室で待機するか校長による質疑応答⁇説明会⁇に参加しても良いと言われました。30分程で戻って来ると言われたので、私と夫は外に座って雑談したり学校の資料に目を通したりして過ごしました。
こちらの学校では英語だけでなく中国の伝統文化に関する教育にも力を入れているそうです。授業で紅楼夢とか読むらしいです、何それ楽しそう。

テストを終えて戻って来た息子にどのような問題を解かされたか聞いたところ、パズルやブロックをした他、数の大小を尋ねられたそうです。例)りんご2つとりんご3つではどちらの数が大きいですか?等
それを聞いた私と夫は「なんやけっこう簡単やん~~  これいけたんちゃう?」等と話していましたが、英会話について聞くと…
"What is your name?"や"How are you?"等尋ねられたそうなのですが、息子は"How are you?"に答えられなかったらしいんですよ!!(白目)
正直「終わった~~~~!」と思いました。インター通ってて、家庭教師的な人がいてこれですよ。うーむ。そんな感じで結果にはほとんど期待していません…。でも本人は頑張ったと思うのでこの日は労ってその後プールに連れて行きました。

・今後の予定

先月ネットで数校报名したのですが一校も音沙汰がないのでそろそろ確認の電話を入れないといけないな~~と思っています。気になっている学校は上海中学かなあ…。主人の先輩のご子息がこちらに通っているそうですが、英語に力を入れているし国籍のバランスを見ながら生徒の受け入れをしているそうなので外国人は試験に落ちても補欠で入学できたりするそうです。でも書類の準備が面倒だなあ…  過去2年分の成績証明書っていうのがね…  日本から取り寄せないといけないからはあ~~

また他の学校を受験したら続編をアップしたいと思います。(なんだか全てが面倒くさくなったので無理矢理締めます)