最近本屋さんでこんな本を買いました。

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京劇のストーリーを漫画でわかりやすく説明した本です。
絵も可愛いしコミカル調なので笑いどころとかもわかりやすいです。しかし手書き部分の漢字がクセがあってちょっと読み辛い…かな。
その他京劇を楽しむための豆知識(役の種類や小道具についてなど)も書いてあり大変勉強になります。
実際の京劇の役者さんなども絶賛しているみたいです。

京劇は主人の姥爷が好きなので6年程前に一度連れて行ってもらいましたが、その時こんなことがありました。
確かその時は3演目上演だったのですが、1本目を見終わった(ちなみに内容はさっぱりわかりませんでした)後の2本目は前漢の時代の話でした。漢の高祖が崩御し(ここは流石に理解できました)、なんか女の人が女の人をものすごい形相で睨んで不穏な雰囲気が流れるシーンに差し掛かりました。その時おじいちゃんが「もう帰ろう」と言い出したのです。「この話はあまりに惨いから」と。後に調べたところ、この演目は「鱼藻宫」という、漢の高祖の死後、皇太后となった呂后が高祖の側室だった戚夫人のxxをxxしxxした故事を演じたものでした。時代背景を含めた詳しい内容はここでは書けませんがこのエピソードは日本でも有名だと思います(悪い意味で)。個人的にこの話のミソは戚夫人の惨状を見せられた恵帝がショックを受けて放蕩の末早世してしまったことだと思います。その時は最後まで観れませんでしたが、京劇ではどのように表現されるのか却って気になる話ではあります。
話は逸れましたが、京劇はモニター等に字幕が流れる劇場もあり中国の人は初見でも楽しめるのかもしれませんが、歴史ものの場合はやはり歴史的背景がわかっていないと外国人且つ浅学の私には理解して楽しむことが難しいです。しかし衣装や歌声の美しさが好きなので、中国にいる間に解説本や歴史の本等を読んで勉強して、一度は見に行きたいと思っています。