「第94回 全国高校サッカー選手権大会 栃木大会・準決勝」
愛する鹿島アントラーズのナビスコカップ決勝観戦を断念し、母校の応援へ。
前のブログでも触れたとおり、キックオフに何とか間に合う事が出来ました。
【準決勝 第1試合】
☆ 真岡 vs 小山南
母校、小山南は今季3度目の準決勝の舞台へ。
新人大会・準決勝では佐野日大に敗戦、インターハイ予選・準決勝では矢板中央に敗戦と、苦杯を味わってきました。
小山南は2005年度以来10年振り3回目の決勝進出へ、そしてその先にある初の選手権大会出場に向けて準決勝を戦いました。
真岡高校
小山南高校
両チームともにチカラの差は無かったように感じましたが、準決勝のゲーム内容としましては少々お寒い展開でした。
真岡は生命線とも言えるサイド攻撃を軸に、バイタルエリア中央の空いた僅かなスペースに楔のパスを入れて小山南ディフェンスを崩しにかかりましたが、今一つ精度を欠き決定機とまではいかず。
小山南もリスクを犯さず堅い試合運び。おそらく前半は最低でもまずは失点ゼロで行く作戦だったと思います。
しかし38分、真岡は左サイドオープンスペースにボールを展開するとそのままPAに進入。PA内に入ったところで倒されてPKを獲得。
これをしっかりと決めて真岡が先制。
小山南にとっては前半終了間際での痛恨の失点でした。
後半は小山南が真岡のサイド攻撃を縦を切って中に誘い、中央で人数をかけて奪いカウンターというチャンスをつくるが、シュートまでは中々行けませんでした。
そして小山南は67分、キャプテン⑩番がアフター気味のスライディングでこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場という、1人少ない苦しい状況に。
それでもセットプレー(FK)から惜しいチャンスはあったものの、得点には結びつかず三たび準決勝で無念の敗退。PKによる1点での悔しい敗戦。
試合終了のホイッスルで小山南の選手たちが崩れ落ちた瞬間は何とも言えませんでした。
小山南 第3位
真岡、決勝進出おめでとう!
2試合目までの間に、栃木県の重鎮、松本育夫さんに遭遇。
【準決勝 第2試合】
☆ 矢板中央 vs 宇都宮工業
大本命、矢板中央が登場。
矢板中央高校
宇都宮工業高校
宇都宮工業は立ち上がりから矢板中央に臆する事なく立ち向かい、プレッシングも効いていましたし、身体もよく張っており、矢板中央を自由にさせませんでした。攻撃に関しては奪ってからの縦パス1本に頼らざるを得ませんでしたが、粘り強く戦っていました。
矢板中央は⑤番のゴール前まで入れる超ロングスローに会場が一番湧くというちょっと寂しい内容。
攻撃のリズムを掴めない矢板中央は前半23分に早くも1枚目の交代カードを切るなど、焦りもありましたでしょうか。
それでも矢板中央は36分、自陣でのFK、キーパーのフィードから左サイドへ、さらに中央へ展開するとゴール前で⑨番がゴールをこじ開け、ようやく均衡を破りました。
さらに39分、ロングフィードからゴール前へボールを運び混戦の中から最後押し込み、前半終了間際に貴重な追加点、2-0。
後半、宇都宮工業は諦めない素晴らしい姿勢を見せてくれました。若干ルーズになってきた矢板中央のディフェンスの隙をついて右サイドを起点に崩し、⑩番を中心に何度かチャンスを作り出していました。
守っても矢板中央にPA内でシュートを打たれても最後まで足や身体を投げ出して防ぐ。
矢板中央はミドルレンジから再三の決定機を迎えるも枠を捉えられず。
粘る宇都宮工業から73分にようやく追加点を挙げて3-0とした矢板中央は、アディショナルタイムの80+2分、80+3分と立て続けにゴールを奪い、最後はねじ伏せました。
スコアこそ5-0と差がつきましたが、宇都宮工業の最後まで頑張る姿に、高校サッカーの素晴らしさを感じることが出来ました。
また、仲間を信じ最後まで応援歌を唄い続けた宇都宮工業の応援団に感動しました。
宇都宮工業のみなさん、第3位おめでとうございます。
これにより11月7日の決勝は、
真岡 vs 矢板中央
~栃木県グリーンスタジアム
13:00キックオフ
となりました。
本日の有料入場者数は1,645人。
決勝はとちぎテレビで生中継もありますが、ぜひスタジアムで観戦できる方は、足を運んでほしいと思います。
すみません、私は高円宮杯(U-15)関東大会に行ってまいります。