2024 年3月26日夕刻

 

廃車された200形3輌を西陽が射していました。

 

場所は、”とでん”桟橋基地内の最深部、

 

高速バス利用者向けパーク&ライドの北側スペースで

 

奇しくも3月3日に超低床式電車3003号「ハートラムⅡ」が

 

搬入待機された同じ場所で、今回は廃車の搬出待機場所となりました。

 

廃車3輌は、都電6000形をモデルとして1950年から1957年にかけ

 

21輌製造された”とでん”初のボギー車200形で

 

1950年製の帝国車輌工業製204号(2018年休車)、

 

1952年製の日立製作所製209号と

 

1955年製の自社工場製216号でいずれも2021年より休車状態でした。

 

2018年から3年毎に新車導入された超低床式電車「ハートラムⅡ」

 

3001号〜3003号との世代交代となりました。

 

台車や機器類、運転装置や座席などの車内装備品も取り除かれ、

 

半鋼製の車体のみと変わり果てていました。

 

各車輌の運転席左窓下には、T工場長がチョークで

 

『6年3月26日 長い間ごくろうさまでした ありがとう』の

 

惜別のメッセージが添えられていました。

 

搬出の都合上2日後の3月28日の午後、

 

大型トラックの荷台に載せられ桟橋車庫を出発、

 

はりまや橋交差点右折して解体業車へ搬出されました。

 

昭和から平成、令和と三四半世紀の七十余年もの間、

 

高知の街を走り続けた3輌の”とでん”車両

 

時代の流れと世代交代とはいえ寂しい限りですがお別れです。

 

では惜別204号、209号、216号”とでんに乗って”お疲れさまでした‼︎