2024/6/25
英国訪問中の天皇皇后両陛下を歓迎してくださる1日でした。
以下、お写真はTV情報番組の画面撮影のため、情報過多でガチャついている所がありますがご容赦ください。
(一部加工アリ)
まずはザ・マルでのパレードです。
療養中ののキャサリン妃と直前にお怪我をされ入院中のアン王女が欠席になってしまったので、華やかさが半減かな?と思いましたが、決してそんなことはない素敵なパレード&晩餐会でした。
ウィリアム皇太子が両陛下をご宿泊のクラリッジズホテルにお迎えに来てくださいました。
キャサリン妃が隣にいらっしゃらないのが残念ですが、3人で楽しそうに談笑されていらっしゃるのが印象的でした。
「おかえりなさい」
と言ってくださるのが温かいです。
ホースガーズでの歓迎式典では国家や「さくらさくら」を演奏してくださいました。
トゥルーピングザカラーの時のように旗の敬礼がありました。
馬車に乗ってバッキンガム宮殿に向かってパレードです。チャールズ国王と並んで手を振ってくださいます。
馬車でのパレードは英国王室からの最上のおもてなしです。
国賓としてのお迎えは1回限りという決まりがあるそうなので、両陛下が馬車でザ・マルをパレードされるのも今回限りです。
お二人とも白の御召し物で、双子コーデ?
打ち合わせがあったのでしょうね。
お二人とも素敵です。
雅子さまは馬アレルギーがあるそうで、マスクはその対策なのだそうです。
馬車から降りる時に「お先にどうぞ」的な感じのやり取りが見られます。
パレードの最中もずっと談笑されていらっしゃいました。
カミラ夫人は真っ白なワンピースにリボンが印象的な白のお帽子を被られています。
雅子さまは白スーツの上に白のレースのコートを羽織り、同じ白レースのリボンの付いたお帽子を被って、パレードらしい華やかさを添えています。
宮殿内の「ピクチャーギャラリー」を案内してくださり、日本に関わるコレクションを国王自ら紹介してくださいました。
その際に、30年以上前に陛下がオックスフォード留学中にまとめられた「論文」を、かつてチャールズ皇太子に贈っていたものが、展示されていました。
「殿下へ 敬意を込めて ヒロ」
との直筆のサインも拝見できました。
陛下の著書「テムズとともに」
英国で出版された英語版には、チャールズ皇太子(当時)が帯ならぬ「推薦文」を寄稿されています。
パレードではウェストミンスター寺院にもより、「無名戦士の墓」への献花もされました。
夕刻に晩餐会に向けてご出発です。
雅子さまは菊のティアラです。
これは皇后陛下専用のもので、美智子上皇が以前はお使いになっていたものだそうです。
天皇陛下はガーター勲章を御着けになっています。
ガーター勲章は英国王が授与を決定するもので、世襲はされません。
上皇様もいただいておりますので、日本には今ガーター勲章をお持ちの方がお二人となりました。
そんな国は英国を除けば、スペインとオランダだけです。
基本はキリスト教徒に授与されるもので、日本の天皇陛下は別格としてくださるのが本当に誇らしいです。
鮮やかなブルーのサッシュ(帯)は他の物と違い、左肩から下げるのも特徴です。
チャールズ2世が決めたようですよ。
英国で一番栄誉な勲章は、昼餐会で陛下が授与されました。
通常はそのお返しに、日本の最高勲章である「大勲位菊花章」をお返しする習わしなのですが、チャールズ国王が付けてないなぁ…と思ったら、今回は儀礼叙勲用の勲章をお持ちにならなかったようです。
答礼訪問用に取っておくということのようですね。
バッキンガム宮殿での晩餐会が始まります。
まずは列席者が入場し、最後に国王と天皇陛下、カミラ夫人と雅子さまが並んで入場されました。
カミラ妃はビルマのルビーとダイヤモンドで「チューダーローズ」をかたどったガラード製のティアラを着用されています。
エリザベス王女の結婚祝いにビルマから贈られた96のルビーで作られたものですが、紅白で日の丸にも見えるため、日本への敬意として選ばれたそうです。
チャールズ国王からのおもてなしの気持ち満載のスピーチは「英国におかえりなさい」から始まりました。
ちょっとべらんめえ口調に聞こえる所もジンとくる。
スピーチの中には「ポケモンの全部採りみたいにはいかないけど」的な表現もあり、みんな笑顔に。
天皇陛下も英語で「両国の友好親善関係が次世代を担う若者や子供たちに着実に引き継がれ、一層進化していく一助となれば幸いです。」とスピーチをされました。
会場には桜や青もみじがふんだんに採用されていて、日本を意識したおもてなしに隅々まで感動する歓迎会でした。
後は翌日のオックスフォードで締めくくりかな。
【余談ですが】
晩餐会の会場入りする皆様の背景にある絵に注目です。↑この写真だと雅子さまの背景の絵
この絵じゃないですか?
有名なヴィクトリア女王ご一家の肖像画です。
こんな絵が飾られているのに、誰も足を止めない晩餐会の凄さに、別の角度から感動でした
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