ザ・ココナッツクラブ(→★17)で美味しいランチをした後は、100mくらい移動してローカルミルクティー体験です。
目指せ「テ・タリ」!
「テ・タリ」とはマレー半島で人気のローカルミルクティーのことです。
この日の動き
①パークロイヤル・コレクション・ホテルを出発
②ラッフルズ
③ココナッツクラブ
④テ・タリ
ラッフルズから来たら、ココナッツクラブを越えてすぐ左折、正面にサルタンモスクが見える道を1ブロック進んで、右折したらそこにあります。
ココナッツクラブから徒歩2分くらいです。
最後の右折ポイント↑
大きなモスクがあるので、イスラム系のお店が集まるのも納得です。
「テ・タリ」やザ・ココナッツクラブで食べた「ナシ・レマ」などは「Mamak(ママ)」と呼ばれる食文化にあたるそうです。
「Mamak(ママ)」とは、元はイスラム・インド系マレー人の言葉で、敬意を込めた「おじさま(タミール語)」という意味だそうです。
なぜ「おじさん」なのかは不明です…
「Teh tarik(テ・タリ)」マレー語でミルクティー
シンガポールの中では、リトルインディアやアラブストリートなどの街中でよく見かけます。
コーヒーショップやホーカーでも出会える甘いミルクティーのことを言います。
人気のストール(屋台のような小さなお店)の前には、簡単な椅子が並び、そこでゆったりお喋りしながらテ・タリを楽しむ様子が目に入ります。
数年前に店名が付いたようです。
「Bhai Sarbat Stall」
Bhai はbrother
Sarabat は飲み物
(ウルドゥ語)という意味だそうです。
テ・タリしか頼めないのかと思っていたら、こんなにメニューがありました。
紅茶だけでも
「Teh-C(テ・シー)」無糖練乳(エバミルク)入り
「Teh-O(テ・オー)」ミルクなし・砂糖入り
「Teh-O-kosong(テ・オー・コソン)」ミルク・砂糖なし
「Teh-halia(テ・ハリア)」ショウガ入り
「Teh-peng(テ・ピン)」アイスミルクティー
「Yuan-Yang(ユアン・ヤン)」コピとテ・タリを半分ずつ混ぜたもの
これは香港発祥の鴛鴦奶茶ですね。
などレシピはいっぱいです。
そもそも「テ・タリ」は、イスラム教徒のインド系移民がマレー半島に伝えたそうです。
第2次世界大戦後、インド南部のタミール地方からマレー半島に移り住んだ人々が、労働の合間に飲めるように、濃く甘いミルクティーが屋台で売られるようになったのが始まりだそうです。
現在ではシンガポールやマレーシアの人々にとってなくてはならない飲み物になっています。
テ・タリは濃く煮出した紅茶をベースにミルクティーを作ります。
前回来た時には、ちょうどベースの紅茶を作っている時で、写真右奥↑の巨大な茶漉し(フィルター)にパンパンに入った茶葉をぎゅうぎゅう絞って濃い紅茶を作っていました。
「テ・タリ」の言葉の由来は、写真のお兄さんのように、注ぐ器をぎゅーんと持ち上げて、高い所まで「引く」ことにあるようです。
マレー語で「Teh(テ):紅茶」を「Tarik(タリ):引く」が語源だそうです。
スリランカの「キリテ」とそっくりですね。
マレーシアでは、紅茶の注ぎ方を競う、大会まであるそうですよ。
それらしき事が書いてあるチラシがいっぱい貼ってありました。
できました
「Teh-C(テ・シー)」無糖練乳(エバミルク)入り
「Teh-peng(テ・ピン)」アイスミルクティー
合わせてなんて言うんだろ?
「Teh-C-peng(テ・シー・ピン)」かな?
アイスにすると独特のもこもこが見れないことに受け取ってから気が付きました…
甘い飲み物は普段は飲みませんが、テ・タリに関しては甘くないとなんだか拍子抜けする感じでした。
「勝手に情報を補う脳」を感じるティータイムです。
もう一つ気づいたこと。
前回来た時にはガラスのマグでしたが、プラカップ!
小さくショック
自宅に帰ってからもテ・タリしたい方は、スーパーなどで売っていたリプトンのインスタント・テタリを購入することをお勧めします。
友人のドバイ土産のデーツと共に♪
お勧めの作り方
①大きめなマグカップ(耐熱ガラスマグが最適)にインスタント・テタリの粉をすべて入れる
②お湯180㏄のうち半分未満を注ぐ
③スプーンなどでよく溶かす
④残りのお湯を可能な限り高い所から注ぐ
⑤もこもこになりますよー(もこもこの写真無し)
高い所から注げば、当然飛び散りますので、ケガをしないように、キッチンが汚れないように…
自己判断でお願いいたします。
(ブログ村に参加中です↓ポチッとしてね)