Queen Victoria
東京は久しぶりに青空となりました。
爽やかな一日です。
本来5月はこんな日であって欲しいですね。
5月24日はビクトリア女王の誕生日です。
今でも英国で不動の人気を誇る女王様です。
(そもそも女王は、エリザベス1世、2世に代表されるように、皆様人気がありますね。)
写真は1887年6月20日に即位50周年(ゴールデンジュビリー)を迎えた時のヴィクトリア女王です。
ビクトリア女王は、ロンドンのケンジントン宮殿で1819年5月24日PM4:15頃に誕生されました。
ケンジントン宮殿のお庭にはビクトリア女王の座像もあります。
当時の英国王ジョージ3世の4男であるケント公爵エドワードと、ザクセン=コーブルク=ザールフェルト公国出身のケント公爵夫人ヴィクトリアの一人娘として生まれ育ちます。
こちら↑は現在のケンジントンパレスの南側正面です。
現在はケンブリッジ公爵家(ウィリアム王子、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)のお住まいとなっています。
「ヴィクトリア」と言う名前は当時の英国においてはあまり英国人らしくない、ましてや将来女王になる子に付ける名前ではありませんでした。
洗礼式で命名したのは「アレクサンドリナ・ヴィクトリア」という名です。
代父の1人ロシア皇帝アレクサンドル1世の女性名であるアレクサンドリナと、母の名のヴィクトリアをミドルネームとして、この名になりました。
ジョージ王太子(後のジョージ4世、ケント公爵(ヴィクトリアのパパ)の一番上のお兄ちゃん)が、ケント公爵(1番下の弟、ヴィクトリアのパパ)の子が国王になるのは気に入らないと意地悪して、アレクサンドリナ(ロシア名)・ヴィクトリア(ドイツ名)と命名してしまったのです。
結果、ヴィクトリアは女王になりますから、この名は人気となり、英国人がヴィクトリアと名付けることは一般的になっていきます。
お一人様ヴィクトリアサンドウィッチ(ヴィクトリアスポンジとも言います)もどきを作ってみました。
本来、真ん中にラズベリージャムを挟むだけのケーキですが、ちょうど最後の苺が沢山あったので、アレンジして中にも上にもモリモリと乗せてみました。
大好きな映画「ヴィクトリア女王 最期の秘密」を思い出しました。
こちらのカップには映画の中にも登場するスコットランドのバルモラル城が描かれています。
英国の歴史的建造物を描いた「イングリッシュヘリテージ」というシリーズのティーカップです。
バルモラル城は、ビクトリア女王の夫アルバート公が家族のために購入したお城で、現在の英国王室の夏の間を過ごすお城となっています。
そのバルモラル城でヴィクトリア女王がピクニックティーをしていた時の様子が映画の中にも登場しました。
お茶をしていたところに大雨が降ってきて、みんなで大慌てで退散していきます。
とても印象的なシーンでした。
そのピクニックティーの時に使っていたコールポートのバットウィングのティーカップです。
あの映画を観た時から、ヴィクトリア女王と言うとこのカップが浮かびます。
外のお茶の時に使うくらいですから、女王にとっては軽い存在なのでしょう。
私にとっては宝物です。
ヴィクトリアスポンジケーキ(ヴィクトリアサンドウィッチ)は、夫アルバート公が亡くなって傷心のビクトリア女王を励ましたケーキです。
女王はとてもお気に召したそうで、その名前がついたのですね。
Her Magesty the Queen,Happy birthday!
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