ラぺソー・ラペット・ラペチョウ
先日「おにぎりバトン」で「紅茶葉おむすび」なる物を作りました。
予想に反して、私の自信作の玄米麹味噌の味噌漬けよりも問い合わせが多かった「ラペット風佃煮」の作り方を書き止めさせてください。
ミャンマー、ラオス、タイ北部などの山間民族に昔から作られる「食べるお茶」の文化があります。
茶葉の漬物「ラペソー」は、摘んだ茶の葉を殺青した後に潰して醗酵させた醗酵茶です。
そのラペソーを使った茶葉料理を「ラペット」と呼びます。
飲むお茶のことは「ラペチョウ」と言います。
ラペットをつまみながらラペチョウを飲むわけです。
ラペットは、ラペソーとピーナッツ、ナッツ、ゴマ、などと混ぜて食べます。
食卓で、セルフで混ぜて食べます。
そのイメージで「ラペット風佃煮」を作りました。
<材料>
茶葉(何でも良いですが、葉がある程度大きい方が向いています)
黒豆
アーモンド
小魚
ピーナッツ
シラス(多分無くて良いです)
今回は贅沢にダージリン1stフラッシュ
Lingia茶園 DJ-2
を使いました。
茶葉は何でもできますが、本来ラペソーは緑茶なので、そこに寄せてみました。
<作り方>
茶葉は、美味しい一杯をいただいた後の茶殻を使います。
私は紅茶ご飯を作った後の茶殻を使いました。
他の具材はそのままでいいのですが、おにぎりの具にする際は食べやすいように、ナッツや小魚の大きすぎるものはカットします。
ごま油を風味付け程度に入れ熱し、
焦げ付かないようにほんの少しのお水を足し、
具材を全部入れ、
だし醤油を一回りかけたら、
水分が飛ぶまで炒め煮します。
完成でーす。
仰々しく作り方なんて言うほどのこともなかったですね。
すみません。
映えない具ですが、びっくりするほど美味しいですよ。
家族にも大好評です。
使う茶葉によって味わいが違いますので、お好みのものが見つかるまで色々チャレンジしてみてください。
STAY HOMEもあと少しかな?
最後まで気を抜かず、心穏やかに。