平成25年 8月18日【日】

病院に着いたのが、たしか午前4時前。

救急の入り口より入る。
父と母は車を止めに、駐車場へ行き私と旦那はんは守衛室で受付を済ませて、周産期センターへ向かう。

8分~10分でくる痛みに耐えながら、自分の足で歩き、周産期センターで名前を言って開けてもらう。

助産師さんが出迎えてくれた。
【昨日も朝来てくれたんやなぁ~!】
きちんと引き継ぎされているようで、昨日の朝一でモニタリングに来たことを知ってくれていた。

【先に診察しよか~】と言って診察室に案内される。

【男の先生嫌やなぁ...女の先生がイイなぁ...】と思いながら、診察台に上がる。

助産師さんが何やら準備している様子で、しばらくすると産婦人科医も入って来た。
助産師さんが用意している間、産婦人科医が足を組んで椅子に座っているのがカーテン越しに見えた。

【偉そうな人やな。何か嫌やな。】
そんなこと思っていると、
【担当の○○です。】と名前を言って診察を始めた。

声で女の先生というのが分かった。

【う~ん、子宮口1センチやね!】

【えぇーーー!こんなに痛いのにまだ1センチ!?】

【モニタリングしよか】とまた陣痛室へ案内される。

【昨日もここ来たなぁ~】と言いながら助産師さんに準備してもらう。

【また来るね!】そう言って助産師さんは席を外す。

【また40分!?】と旦那はん...
えぇ、そうともそうとも...
モニタリングへの付き添いが2回目ともなると、こうも言いたくなるのか...

痛みに耐えながら、モニターにうつる陣痛の波を見ていた。

【あぁー...きたきた。痛い痛い。この山になってるとこが陣痛きてて痛いんやで。】
旦那はんに説明する。

旦那はんは、モニターを見ながら、
【もうくる!?もうくるんちゃうん!】と慣れたように陣痛の波がくるのを予想した。

【これが陣痛かぁ...大丈夫そやな。】
心の中では、そう思っていた。

40分ほどして助産師さんがきて、
【7~8分の間隔で陣痛きてるね!】

えぇ、嘘はついてないですよ。だって痛いんだもの。

【モニタリング終わろか!まだ産まれなさそうやから、一回帰ってもらおか~】

えぇーーー!?
なんですとー!?
帰る!?痛いのに!?

【この痛みずっと続くんですか!?】
助産師さんに聞いた。

【うん、そうやね~まだここの段階よ~】
陣痛室には、赤ちゃんが産まれるまでの過程が書かれている紙が貼り付けられていて、助産師さんが指を差しながら話した。

【初めてのお産の人は、十何時間続くからねぇ...】

ははは...気が遠くなりそうだった。

【ここにサインしてくれる!?】
きた!!!また、3000円かぁー!これ一回一回3000円なんか...
まぁ、仕方ないよなぁ...

そう思いながらサインして、陣痛室の外で待ってくれていた両親に、
【まだです...】と言って帰る準備をした。

両親が救急の入り口へ車を回して来てくれたので、乗って自宅へ帰る。

【まだ1センチかぁ...】

辺りはもう明るくなっていた。
平成25年.8月18日【日】

A.M 1:30
お腹が少し痛くて目覚める。

【あれ~ お腹痛いなぁ~食べすぎたか...】

つわりが収まった妊娠6ヶ月くらいからは、食べても食べてもお腹がいっぱいにならないことも多かった。

携帯を見ると、午前1時半だった。
【まだ1時半かぁ... お腹痛いのも収まったし寝よ...】

また寝ようと目を閉じる。

A.M 1:40
【また痛くなってきた...】
目を開ける。


【えっ!?
さっきから10分!?

まさか!?
陣痛!?
ちゃうわな...】

出産の兆候は、陣痛の他にも破水があり、なぜか自分は破水するだろうと思っていたので、初めの痛みで、出産の兆候とは思わなかった。

【まさかなぁ...
また、痛み収まったなぁ。違うと思うけど、
とりあえず時間見とこか。】

また目を閉じる。

A.M 1:50

【やっぱりまた痛くなってきた!さっきから10分!!!陣痛かも!!!】

そこで初めて陣痛と思い、10分間隔で陣痛がきていることに戸惑いを隠せずに1人起きて、とりあえず様子を見ようと2階のリビングのソファーに座った。

【両親や旦那はんを起こすべきか...】

同じ病院で出産した先輩が、【陣痛10分間隔できて、病院へ電話したけど、7.8分になったらもう1回連絡してって言われたわ~】
と言っていたのを思い出して、とりあえず時間しっかり見ながら1人様子を見た。

それから10分間隔の陣痛がずっときていて、少し痛みも増してきていた。

痛みも増し、間隔も7.8分になってきていたので、これ以上は自分で判断しないでおこうと思い、3階で寝ていた両親を起こそうと、寝室のドアを開ける。

【お母さん...】
まず母を呼ぶと、小さい声で呼んだつもりであったが、父も母も飛び起きた。

【何な!?】
父が驚いて私の顔見ながら言った。

【陣痛、7.8分できてる。】

【えぇーーー!】と母。

3人で2階のリビングへ移動する。
両親はソワソワ。

母はすでに着替え始めていた。

A.M 3:30
【病院へ連絡してみるわ~】
と言って、自分で連絡する。

夜間のため守衛室につながり、名前と妊娠週数を伝え、周産期センターへつないでもらう。

つないでもらってから、また名前と妊娠週数を伝え、陣痛が10分~8分できていることを伝える。

【ちょっと待ってよ~】
産婦人科医にどうするか聞いているのか、少し待つ。

【陣痛、もうちょっと間隔狭くなってきたら連絡してくれる~!?】

いや、もう痛いし7.8分できてるし、初めてのことで何があるか分からないので、とにかく病院へ行きたかった。

【もう7.8分できてるような気するんです。】

と伝えると、また産婦人科医らしき人に、
【7.8分できてるみたいです!】と伝えていた。

【来てもらってもまた帰ってもらわなあかんかもしれやんけど、一度来てもらおか~!】

よし!やっとか!
病院に行ける。
1人3階で寝ている旦那はんを起こす。

名前を呼んで【病院行くよ。】と言うと、
【えっ!?何で!?】もう産まれるのかと嬉しそうにしている反面、私は不安でいっぱいだった。

入院準備の用意を持って、父の運転で病院へ向かう。

両親も旦那はんもまだ寝ぼけているのか緊張しているのか、何も話さずただ病院へ向かうのに一生懸命だった。

私は、窓から午前3時半過ぎの外を眺める余裕さえあったものの、少し痛みが増していることを感じていた。
平成25年 8月17日【土】

朝9時に病院へ旦那はんと一緒に行く。

周産期センターには、名前を言わないと入れてもらえないので、名前を言って時間外予約していることを伝える。

【どうぞ~ モニタリングに来てくれたんやね!】
陣痛室と言われる、いわゆる陣痛が始まり分娩室へ行く前に入る部屋へ案内され、その陣痛室でモニタリングをする。

ここが陣痛室かぁ...
私もいずれはここへ来るんやなぁ...と思った。

また、約40分ほどのモニタリングを終えると担当の先生がやって来た。

【今日は順調で、赤ちゃん元気だったよ~ここの枠からはみ出してても心配なんだけど、収まってるし大丈夫!昨日の途切れたのも一時的なものだったんやね!】

【赤ちゃん、不整脈とかなんですか!?】

【ううん!違う違う!そんなことではないよ!心配ないよ!旦那さんからも何か聞きたいことありますか!?】

【静脈が何かあるんですか!?】

【助脈がね...】と先生が話を続けたが、専門的なことはよく分からないので、とにかく先生の大丈夫の一言に安心した。
旦那はんも、【静脈がとか言うから~助脈かぁ!】医療系の仕事をしているので、旦那はんには先生の話が分かったようで、安心していた。

良かった...
とにかく良かった...

【ここにサインしてくれるかな!?】

モニタリングをすると、自費で払いますとゆう紙にサインをして料金がかかるのだ。

サインをして、料金を払った後すぐにお母さんにも連絡をして、何もなかったことを伝えた。

【良かった!】お母さんも安心したようで、メールが返ってきた。

少し寄り道をしてから自宅に戻り、お母さんにモニタリングの話をする。
専門的なことは旦那はんに伝えてもらった。

この日も、夕飯の後は旦那はんと一緒にウォーキング!

真夏の8月...
夜とはいえ、蒸し暑くて歩くと汗をかいた。

地元の道を歩いて、通っていた塾や小学校の社会見学で行った市場を横目に歩き、とても懐かしい思いでいっぱいだった。

家に帰って来てから、汗もかいたのですぐにお風呂に行ってもらおうと旦那はんに声をかける。
【お風呂行く!?】
下へ誰も入っていないか一緒に見に行くが、おばあちゃんが入っていたので引き返して来た。

【おばあちゃん入ってたわぁ】とお母さんに伝え、話は赤ちゃんの話しへとうつる。

【いつやろなぁ~もうすぐやなぁ~ 今日はスクワットもしといたろ!】
お腹が重すぎて、いつもはスクワットはしなかったが、今日はお風呂があくのをっている間にスクワットも30回しておいた。

お風呂に入り、布団に入ってからは旦那はんと話をしながら就寝する。