ああ、タイトルは釣りですから(オイ!)。

カメラ道具の山を掘っておりますと、古いデジイチ「PENTAX K-S2」が出てきました。かなりの美品。あまり使っていないものね。私が買った最後のPENTAXですね。2015年の発売だったようです。当時は黒ではなくて、グレイとオレンジのボディを選べる、というのが画期的でした。

 



昔はあんなに愛していたPENTAXですので、これ、今使えるのかな、という疑問というか好奇心というかが俄然わいてきまして、日曜の立川駐屯地に持って行きました。お便利ズームの18〜135ミリ(換算27〜202ミリ)と、シグマの珍玉である80〜400ミリを持って行きました。後者は使いものにならないレベルのフレアが出てダメでした。

 



通常の航空イベントでは200ミリ程度の豆鉄砲ではどうにもならないのですが、立川は非常に親切な飛行展示、近く、低くをしてくれるので、けっこうイケましたね。

 



あとは、PENTAXのカメラでも飛行体の黒つぶれは不満に思っていましたが、これもOM-SYSTEMと同じなのだろう、ということで、露出補正で持ち上げてみたら、キレイに出ました。ヘリコプターのレベルではピントの速さも充分でしたが、なら戦闘機に使えるか、というのは別な話です。

 



慣れると、あるいはこのカメラはこういうものなので、問題ではないのですが、れっきとした一眼レフであるため、カメラの高い位置にガラスのペンタプリズムを持ち、さらにマグネシウム合金のシャシーを持つカメラです。ずしりと重いですし、トップヘビーに感じます。また、インナーフォーカスではないので、レンズ先端がぐるぐる回るのも、いかにも古めかしいですね。

ただし、今の若い人が「エモい」というような画質ではありません。コントラストの効いた、エッジのある画質で出ます。同じような景色をOM-1で撮ったのと比べると、いくぶん青みのある発色であるようです。

次の土曜は木更津に行きます。あそこもヘリコプター中心です。もう一度使ってみようかと思っています。ただし、その後の浜松はOM-SYSTEMのカメラによる逆光の克服、という重要なミッションがあるので、そのような道楽はしません。

まあ、アレですよ。昔のカノジョと、またシテみたら、けっこうよかったから(コラっ)。