4回目。


EA階層にもとづいた要求定義の手法。


・思ったこと

総務省の自治体EAについて、総務省が定めた標準版と各地方自治体がまとめた要求定義書はフォーマットが同じなだけで中身はまったく別の業務を対象にした業務仕様書のようだった。改めてITエンジニアリングの標準化の難しさを感じた。枠組みだけを作っても実効性がない。中身についてスキルある人間が「見本」をつくることが重要だ。よく自動車など他の製造業を引き合いに出して、IT産業の未成熟さを嘆く意見を耳にするが、量産型の製造業をベンチマークにしてはいけないと思う。手本にするのは造船や航空機などの大型受注生産型だろう。じっくり、過去の設計図とにらめっこし、これから作るものについて検証を行い、精密につくるべきなんだ。しかし、価格や納期は量産型を求められる罠!頼りになるのは高い能力と類似案件を積み重ねてきた経験値と献身的な業務遂行の使命感であろう得意げよって求められるのは新人を1人前に育てるための教育についての改革だろうかと個人的には思うのである。それには「ゆとり」が必要だ。今、この業界はワークライフバランスに取り組み始めている。さてさてどうなるのであろうか・・・。



5回目。


演習テーマについて、各自のこれまでの調査内容や方向性の発表。


・思ったこと

アップルをやることだけ決まっていたが、音楽配信ビジネスにフォーカスすることにした。これをプラットフォームやファシリティから、ビジネスプロセスやパフォーマンスといったEAの階層で分析する。何だかミニ修士論文といった様相になってきた。どこまでやるか上手く畳むことも考えながら進めていこうと思う。とりあえず今思うことは①デザイン②操作性③コンテンツだろう。①②はiMac、もしくはそれ以前からのアップル社の強みとして一般にブランド認知されてきたところ。③はポッドキャストに代表されるアップルが開拓した新ビジネスモデルだ。ブランド構築やプロモーションについては本件では脇に置き、事業の構造や仕組みに焦点を当てる。これまた両輪という気がしてきた。ビジネスモデルがあって、それをマーケティングする、そんな感じか。コトラー先生はマーケティングの中にビジネスモデルも含めてしまうように感じるが、こうやって捉える方がしっくりくるかも。ま、どっちでもいいか。

ようやく何かに到達した感触が出てきた。まとめて3回分。2打席連続サードライナーが続いたが、3打席目でようやく内野を突き抜けられた感じだ。長かったなあ・・・・。


ケーススタディのメカニズムはだいぶ見えてきた。なのでここでは陥った罠や見落としていたことについてまとめておく。


・ニーズとは要らなかったものが「必要無くなる」ということも含まれる。

3回目のPSの次世代ゲーム機のケース。ニーズというには勘違いがあるかもしれない。便益と言った方がより正解か。①欲しかったものが手に入る②欲しくなかったものがいらなくなる。今まで①しか考えてなかった。②も十分購買動機として成り立つということがわかった。考えてみればリスクの転換やら負担の軽減と言いかえれば、今までも普通に提案資料や見積審査資料などに記載していたことだ。受注者側の観点も含まれているが、それは発注者側の購買動機でも時には大きな動機となりうるということ。


・損益分岐点が高いことは問題なのか?

4回目のヤマト運輸のケース。授業中思わず噴き出しそうになりました^_^; 見事にケースの罠に引っ掛かったな、と。90%を超える損益分岐点。成功メカニズムはほぼ見えていたので、予習段階ではこいつを今後の成長戦略としてどう改善するかというところで多大な時間をかけていた。答えは「けっして悪いことではない」。なぜなら、固定比率が高いということは、いったん投資費用さえ回収できればその後はググっと限界利益の比率が上がるからだ。うーん見事にひっかかった・・・。しかし、限界費用の使い方がまだ今一ピンとこないなあ。


・市場の捉え方

5回目のシマノのケース。急激に上昇する売上グラフ。数の比率と金額の比率で生じる大きな差。地域ごとにばらつきのある台数。そんな大きなギャップをさらっと見逃していた。そして、自分と違う考え方というか着想の差異をグループディスカッションで肌で感じられたのも大きな収穫。自分の強みは裏にひそんだ本質をつかむこと。苦手なことは表面の事象を整理してデータとしてまとめ直すこと。そんなの誰でもできるじゃんと思っていることが根っこの問題点だろう。無意識にでもそう思っていると誰にもできることのはずがけっきょくできないんですよね^_^; 両輪としてどちらも欠けてはならないこと。自戒。


ようやくケースが解けるようになったと自信がついたところで、次回はケース教材が無くなりフリーフォーマットの分析。何てペースの早いカリキュラムなんだ・・・。

3回目。


論点の構造化。


・思ったこと

今回のテーマは「8年後の中国アセアン市場に対して現状見込みの2倍の四百万台シェアを達成する」。それに対して大論点の設定だけでなく、構造化して小論点に分解していく。だんだん、核心に向かってきた感じだ。これまで2回の内容を省みて課題をやり少しは自信があった。しかし、けっきょくはフレームワークを少しいじった程度で、本当の問いには達していなかったようだ。Whatがどんなことを指しているのか、ということがもっとも難題だと思う。ただ、WhatとHowの違いが見えてきたのが収穫。次回は分解したイシューに対して、仮説とワークプランを考えるとのこと。話はわかるようで実際どんなものができるかの具体事象は今一?マークが点灯する。ふと思うことは、これ論文そのままだよなということ。ビジネス提案とかでもこのプロセスができるとガラッと変わる気がする。4月のカリキュラムで欲しかった授業だ・・・。