自律神経と心の問題
おはようございます。
Dr-T2です。
今日は、育髪にとって重要な
自律神経についてのお話です。
○ 自然治癒力と心
自然治癒力を学んでいくと、非常に厄介な“心” というものに遭遇します。
心とは?
「広辞苑」によれば、「心」とは、
「人間の精神作用の元となるもの。また、その作用」、更に「知識、感情、意志の総体」
とされています。
「心とは脳の働きで、我々が外の世界で体験することを、内の主観的世界とをつないでいるも
のであると考える」
そのように心を定義したのは脳の研究者でノーベル賞をもらった人たち、シュリントン、エッ
クルス、スペリーなどもそのように答えています。
自然治癒力に心が厄介ということは、精神作用に対して自律神経が非常に敏感であるというこ
となのです。
自律神経がバランスを崩すきっかけは、さまざまなストレスであることは誰もが理解してい
ることと思います。
恐れや不安、悩みが深ければ深いほど、自律神経のコントロールタワーである「視床下部」「下
垂体」はそのストレスを受け、バランスを崩してしまいます。
また、怒りや憎しみ、苦しみ、悩み事や心配事等、精神的なストレスが原因で、脳を酷使し続
けると、脳の血量が不足する為、総頸動脈の分岐点から内頸動脈へ血量を増し、外頸動脈への
血量を減らし、頭皮への血量が著しく減少します。
「自律神経失調症」という言葉をお聞きになったことがあると思います。
この症状はさまざまですが、自律神経の「交感神経」と「副交感神経」が偏ることでバランス
を失うということなのですが、現代において「交感神経優位」の状況が顕著で、抜け毛や脱毛
症に関しても、この傾向は強いです。