路地から川沿いに伸びる通りに出ると、その向かいには川をまたぐ1本の橋と大きな旅館が。
その右側には地元の方の住まいでしょうか、斜面に沿って何棟もの建物が並んでいます。
絶え間なく立ち上る温泉の湯気が、曇り空に溶け込んでいくかのよう。
都市部ではまずお目にかかれない、昔ながらの様式を残したいくつもの住居が折り重なるようにして、
川沿いの斜面の端から端まで広がっていました。
建物の外壁には、こうしたパイプが何本も張り巡らされています。
人々の生活を支え、旅人を癒してきた温泉がこうして運ばれているようです。
湯気が立ちこめる雨の中、目の前にそびえる1つの旅館。
手前に見える木製の枠組みとレトロな街灯が、あたりの歴史を感じさせてくれるのです。
そしてまた、横には1本の路地が。



