英語を母国語としない人なら誰でも悩むのが、
発音です。

特に、日本人の場合は、比較的平坦な日本語の発音に慣れているため、
各単語のアクセント(協調)を気にしながら、会話を進めていくのは大変なこと。

ちょっと、強調する箇所が違ったり、強調が足りなかったりすると
通じないこともあります。

私も、アメリカに移住したころは発音とアクセントに苦労したこともあるんですよ。
今でも、苦手な単語はありま~す。

さて、発音やアクセントを学びたいという方のために、
アメリカ人が教えるアクセントの学習ブログラムがあります。

是非、このサイトを覗いてみてください。
(但し、全て英語ですので中級者以上に向いているかもしれません)。
    ↓  
アメリカ英語アクセント教室





先週は Power-Gen International というコンベンションでの通訳に

行ってきました。


依頼元の会社は、NEW POWER TECH という

エンジニアが集まった日本の小さな企業。ただし、

やっていることは非常に大きくて

磁石の反発力と弾み車効果 fly wheel effect を利用し、

エネルギーを発生・増幅させることで、

入力電力の3倍を出力するという発電機を開発しています。


展示会での当社のブースは、

General Electric や三菱社などの

出展面積・装飾規模に比べると大変小規模なものでしたが、

人の集まりはかなりのものでした。


どうしてかと言うと、

「入力エネルギーと出力エネルギーは同等である」

という物理の法則を覆す技術を展示したからです。


1日に数回行ったデモンストレーションには世界からの

エンジニアが集まり、なぜこのようなことが

達成できるのかという驚きと

その技術力への感嘆の声をあげていました。


燃料を必要とせず、入力電気の

3倍のエネルギーを出力するこの

ジェネレーター。しかも、入力する電源がなければ

動くものには何にでも接続して使えるというツワモノ。

(風力、水力、稼動している自転車など)


つまりは 低CO2(二酸化炭素)発生かつ

高効率の非常に環境に優しい安全な発電機。



現在はプロトタイプのみで商品化は

されていませんが、近い将来、

一般に普及されることを強く願うばかりです。



日本人が発明したフロッピーディスクが

当初日本では受け入れられず

アメリカで爆発的人気を得た後、

日本に逆輸入されたという

話しを聴きました。


当社の各種技術も同様に、近い将来アメリカ市場で

人気を得て日本に逆輸入されるのではないでしょうか。






今日は大変な一日でした。

賃貸に出しているマンションの空調機が壊れたので

新規エアコンを設置してもらいました。
エアコンと言っても、日本のそれとは見た目も違います。
家の全室の温度を制御するものです。屋外には上の写真のような
器具が設置され室内にも機械が設置されます。

さて、その賃貸に出しているマンションにいた時間、約8時間。

新規エアコンにかかったお金 約3500ドル
(3件見積もりしてもらって、
一番安くサービスの良い会社でやってもらえました。
でも出費大きい!)


マンションで過ごした時間は、
ミクロ経済のクラスの期末試験の準備にあて
しっかり、勉強。そして、エアコン付けてくれた
二人の作業員とも、ちょっと雑談して息抜き。

日本のことちょっと勘違いしているかな、
という会話もあった。「日本は賃金がとてつもなく安くて、
大変なんだって?」よく考えると、もしかして
??中国と勘違いしている?

二人ともよく働いてくれたので
お昼にはピザの出前を取ってあげました。
そしたら、とても喜ばれた。

アメリカでは、自宅などにそういった作業員が来ても
お茶を出したりもしません。
日本の実家では、大工さんが来たり、修理の人が来ると
お茶や、お茶菓子、場合によってはお昼も出していたので
アメリカに引っ越してきたときはちょっと違和感がありましたが
その方が割り切っていていいな-と思う。

でも、飲み物くらいは出しますけどね。

でもさすがに、古い建物のマンションなだけに
ちょっとやっかいな部分もあり、二人には
恐縮してしまい、ピザ注文。

そして、午後6時には、大学キャンパスに行き試験を受け、
かかった時間2時間半。

明日から3日間、通訳の仕事です。早朝出発ですが、準備は
今から。あまり寝る暇もない。

今年、最後の最後まで、公私共に本当に忙しい1年でした。

感謝、感謝。

というわけで、少なくとも今週末まではブログを
休ませて頂きます。


   

上の表は重役と平均的労働者の所得の対比です。


前回のブログで、世帯所得の不均衡国として
日本が第十位に入っている記事を紹介しました。

上の2013年の比率を見ると
日本は 11:1 と他国
(あくまでも、表に記載の国)と比べれば
まだいい方ですね。

しかし、アメリカののそれときたら、

なんと 475:1

これって、完全に狂ってますよね!

ギリシャの哲学者プラトンはこう言ったそうです。

「コミュニティーの最高賃金は最低賃金の5倍以上を

超えてはいけない」

順調に利益を吸収して全駆動するCEOという大車輪。

下層を下敷きにして、ますます大きくなっていく

光景が目に浮かぶようです。









Gini Coefficient ジニ係数は
国民所得分布係数で、文字通り所得の分布を計るものです。

そして何と日本は、世界で最も所得分布が不均衡な国の
トップテンにに入っているんですね。

近年、日本の貧困層と富裕層の格差が広がってきているとは
聞いていましたが、まさか実際に10位に入っているのを
見ると驚きと共にあせりの気持ちがわいてきます。

ちなみに10位に入っている国は以下の通りです。

1位: チリ
2位: メキシコ
3位: トルコ
4位: 米国
5位: イスラエル
6位: ポルトガル
7位: イギリス
8位: スペイン
9位: ギリシャ
10位: 日本


アメリカの貧富の格差については
日本でもよく知られているところです。

その格差はここ2-30年でますます広がっており、
企業の利益が経営者のトップに流れるような仕組みが
出来上がっています。

そして言うまでもなくミドルクラスもこの不均衡・不平等さの影響を
しっかり受けているのです。

中間層の平均世帯収入は1999年では $54,932であったのに対し、
2011年には$50.054 に下がっています。更には1980年から
2005年の間、アメリカの総所得の80パーセントが
上層の1パーセントに行っているという事実。

最も被害を被っているのは所得層の最下層に属する20%の世帯。
いわゆる貧困層にあてはまる世帯です。

実際、この層のほとんどの世帯が最低賃金の仕事に従事し、
苦しい生活をしいたげられています。 

そして日本も、ついに所得分布不平等国の10位に入って
しまっていました。

昔は、ほとんどの世帯が中間層にあてはまると
言われていた日本。そんな平和な時代は
終わっていたんですね。

アメリカの二の舞を踏まないように、早く手を打つ
必要があると思います。

ますます格差が出ると、社会全体にひずみが
出て、~恐ろしいことになってしまうのでは
ないでしょうか。

世帯所得不均衡の国のリストは下記リンクから。
  ↓

 TheRichest