とっても久しぶりの投稿です。

ここのところ、息つく間もないくらい大型翻訳の仕事が続いていました。


さて、アメリカの大統領選も当初とは予想外の展開に

なっています。品のないトランプが当選すればアメリカを

脱出したいと言い放つアメリカ人も決して少なくはありません。

日本も”せこい”都知事の一件、二件、いや複数件では

すったもんだしているようですね。


トランプ然り、舛添さんのようにメディアを通して確実に

人気を上げて行き、権力を持つ公職の場に立つといのは、

心理学的には起こりやすいことのようです。



例え、情報が事実でなくても

人は単に、その情報に触れたことがあるというだけで、

信じる傾向にあるという研究結果があります。 

これを心理学用語で 

プロパギャンダエフェクト propaganda effect

言います。


最初に聞いた時は、信じえない事柄も

記憶の中で、真実に塗り替えてしまう、

そんな威力まで発揮するくせものです。



情報への露出度が高まれば高まるほど、

確固たる真実となってしまうのでしょう。

テレビコマーシャルなどが

いい例です。



周知のとおり、トランプはかなり昔から実業家として

世界的に有名で、一般人の間でも認知度は既に

高かったのですが

繰り返し放送される彼の発言が見事に

propaganda effect を起こしたのでは

ないでしょうか。



情報が操られ、氾濫するこの時代、

真実を見極めるのは至難の業です。

だからこそ、個々の判断力が高く問われる時でも

ありますね。