
私は愛を知らないの
雨の淋しさも もちろん憂鬱も
だから自由なの
だから幸せなの
昨日も明日もみんな今なの
それでも時々ふりかえるの
なにも見えないのに…
汚れるのは嫌なの
まっさらのまま濡れていたいの
金魚のようにゆれて本の中で眠りたいの
うっとり夢のページをめくりながら…
涙は女の秘密なの
瞳に飾る宝石なの
真夜中にこっそり盗んで空に浮かべたの
暗闇がきらきら輝いて美しいその顔が微笑むの
それは悲しみなの
それは私なの
★少女の私にとって恋や夢は自由なあそびで悲しみは宝石のように美しい自分なのです
(囁き)ギタ一弾きの女
※大好きなサガンの本「悲しみよこんにちは」に
憧れを乗せて詩を添えさせていただきました