先日、公文書改竄をさせられたことを苦に自ら命を絶った財務省の職員だった男性の遺族が当時の上司を訴えた裁判があり、遺族側の損害賠償を求めた訴えは大阪地裁の人の血の通っていない裁判長によって無残にも棄却されました。

 

 

 

この間の裁判で、遺族側は元上司の尋問を求めましたが、実現しなかったそうです。

それでなく、この元上司は一度も法廷に来なかったそうです。

自分が訴えられているのに、法廷に一度も出てこない、これだけでもどういう神経をしているのかと疑いたくなります。

 

さて、このニュースを聞いて印象的だったのは、遺族の「真実が知りたい」という思いです。

 

なぜ自殺するまで追い込まれるようになったのか、なぜ改竄をさせられたのか、遺族が真実を知りたいのは当然のことだと思います。財務省側が真実に蓋をするなら裁判で明らかにするしかないと思います。

いってみれば、この事件は労災に当たると思います。財務省には真実を明らかにする責任があると思います。

 

そして、裁判で真実を明らかにする場を無くしてしまった大阪地裁は恥を知るべきです。そもそも真実が何かわからない中でどうやって判決を下すことができるんでしょうか?今回の判決には1ミリたりとも正当性はないと思います。司法の責任を放棄した党でもない判決で断固として非難します。