手の治療で来られたクライアントに、そばで遊んでいたお子さんの手と比べてみましょうと伝えた時、『あの子、発達障害なんです・・・』と。
お子さんの発達障害と手の状態とは関係ないですが、クライアントは気にされてるご様子。
それが何かとても特殊なモノを持ってるかのように・・・
なので、お子さんの話をしてみます。
『あの子、外で遊びますか?』
インドアだと。
『ですよね。足が使えてないですもん。
これ、毎度、同じ問題を抱えるお母さん方に伝えていますが、脳と足って最も離れてますよね。
脳から足を動かそうと神経が作動した時って、頚も、胸も、お腹も、骨盤も、太ももも、ふくらはぎも通って足まで情報伝達が行ってますね。
と言う事は、足を動かすって事は、神経的には全身巡っている訳です。
全身の神経が巡れば、頚も動きます。
胸も動きます。
お腹も、骨盤も、太ももも・・・
分かります?
足を動かしているだけで、全身に神経伝達が行くので、脳の活動領域が増える訳です!
脳の活動領域が増えると、脳細胞の発達が悪かったとしても活動し続けていたら発達してきますよね?
足使わないからそれらが作動しないんですよ。
作動しないから脳細胞も作動させなくて済むので発達は止まったままです。
足使って、思いっきり外で遊ばせれば良いんです!
で、その時、裸足です。
すると、凸凹を受け取ったり、小石を踏んずけて痛みを感じたり、柔らかさや硬さ、不安定を感じたり、土の冷たさ、川の流れ、苔むした上のぬるぬる感を足裏から受け取り、そららの情報が脳へ伝わる間、様々な情報もふくらはぎ、太もも、骨盤、お腹、胸、首などに伝わるんです。
すると、ただ足裏で情報を受け取っているだけなのに、神経ルート上では活動が起こり、そららの活動刺激が脳へ伝わり、脳のそれらを動かす領域が活性化するんです!
発達が未熟だから色んな情報を与えてあげるんです!!
そうすると脳細胞が活性化し、脳細胞の使われる領域が増えるんですよ。』
療育などに通わせておられるそうですが、私は療育の中で何が行われているか知りませんが、おそらく、遊びを通しての学びってあるんじゃのかな?
でも、手の遊びもイイですが、手だと前腕・上腕・頚となり、使われるエリアが少なすぎます。
であれば、裸足で外を思いっきり遊ばせ、岩を上り、草むらを走り、川の中を歩いたり、ジャガイモを掘ったりするのが一番、脳細胞が刺激されるのだと考えます。
最近は、お子さんを静かにさせる為にスマホを渡しておられる方も多いのではないでしょうか?
スマホは情報収集にはとても良いツールです。
が、スマホには嘘情報も多いです。
小さいうち、判断がまだ出来ないうちからそう言った情報に触れさせていると、間違った事を記憶させてしまいます。
スマホより、海、山、川などへ積極的に出かけて行き、裸足で様々な情報を足裏から入れて行った方が脳細胞は刺激されます。
スマホは視覚野が刺激され、聴覚野が刺激されるだけです。
そうして、嘘情報も覚えます。
積極的に外で遊んで下さい。
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