20世紀少年 最終章・ぼくらの旗


監督 堤幸彦
脚本 長崎尚志、浦沢直樹
音楽 白井良明
主題歌 20th Century Boy/T-Rex
出演 唐沢寿明←田辺修斗←西山潤、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、藤木直人、石塚英彦、宮迫博之、佐々木蔵之介、山寺宏一、古田新太、佐野史郎、森山未来、小池栄子、木南晴夏、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳、研ナオコ、高橋幸宏、神木隆之介
(あらすじ)
シリーズ全3作の最終章。2015年、地下組織を結成して「ともだち」軍を襲撃しようとしているカンナ(平)。収容所から脱走したオッチョ(豊川)はケンジ(唐沢)が生きていることを確信しており、カンナに攻撃をやめるよう説得する。そんなさなか、「ともだち」は、新たなテロ行為の準備を進めていた。
(感想)
原作漫画の知識なし。
前2作を観て面白いと思い、鑑賞したが、映画としては1番つまらなかった。
重要な前日談があっさり描かれすぎているし、
スムーズに行くわけない事が、スムーズに行きすぎる展開だったからだと思う。
そう感じ始めると「あまりに現実離れしたバカバカしい話だし、
自分の当初の判断は間違っていたのかも知れない・・・」と後悔しだしたのだが、
「ああ、これはブラックコメディーなんだ。真面目に観てはいけないんだ」と気がついた。
登場人物の役名も ふざけているのが多いしね。
深読みすれば、教訓や主張を感じ取れるシーンも多々あるし、
ノスタルジックな匂いもするし、
敵の名称が「ともだち」というのも印象的なので、
あなどれない映画なのかな、とも思ったりするけど。
エンド・クレジット後のシーンは とても良かった。
ここだけさわやかな青春映画になっている。ジンと来た。
役者陣では 断トツに石橋蓮司が光っていた。
唐沢の小・中時代を演じた子役たちは印象に残る顔をしていたけど、後の子は覚えられなかった。
売れっ子がたくさん出ていることがこの映画のウリだったにもかかわらず、
全く有り難味を感じなかったことに、
最近の日本の芸能人のオーラのなさを痛感した。
オフィシャル・サイト
http://www.20thboys.com/index.html
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トリビュート・アルバム
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主題歌
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24 Twenty Four シーズン7


監督 ジョン・カサー
脚本 ジョエル・サーナウ、ロバート・コクラン
音楽 ショーン・キャラリー
出演 (CTU系)ジャック/キーファー・サザーランド、
トニー/カルロス・バーナード、ビル/ジェームズ・モリソン、クロエ/メアリー=リン・ライスカブ
(政府系)テイラー大統領/チェリー・ジョーンズ、夫・ヘンリー/コルム・フィオール、
娘・オリヴィア/スプラグ・グレイデン、イーサン(大統領補佐官)/ボブ・ガントン、
アーロン(SP)/グレン・モーシャワー
(FBI系)ルネ/アニー・ワーシング、ラリー/ジェフリー・ノードリング、
ジャニス/ジャニーン・ガロファロ、ショーン/リス・コイロ
(その他)ホッジス/ジョン・ヴォイト、キム(ジャックの娘)/エリシャ・カスバート、
モリス(クロエの夫)/カルロ・ロタ
(あらすじ)
「24 リデンプション」の続き。ネタバレになるので、詳細は書かない。
(感想)
今回の実質のヒロインはルネ。彼女は好演だった。
女性大統領が登場。彼女も好演。
大統領の娘の全く好感を持てない役柄と、
その役柄そのものの顔つきが、印象的だった。
クロエとジャニスの変人競争がもう少し見たかった。
万策尽きても止められない感じで作っていそうな・・・
「24」慣れしてしまったせいか、もはや まったり観てしまう。
もう何が起こっても、どんな無理があっても驚かない。
感覚が麻痺したのかも。
そう言ってもやっぱり観てしまう・・・。
ジャックが赦しを得ようとするのが印象的だった。
正義の信念を貫くのは大変だな・・・
オフィシャル・サイト
http://video.foxjapan.com/24/
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スラムドッグ$ミリオネア


監督 ダニー・ボイル
脚本 サイモン・ボーフォイ
音楽 A.R.ラーマン
主題歌 JAI HO/A.R.RAHMAN
出演 (ジャマール)デヴ・パテル←アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカル
(兄・サリーム)マドゥル・ミッタル←アズルディン・モハメド・イスマイル
(ラティカ)フリーダ・ピント←ルビーナ・アリ
(司会者) アニル・カプール
(警部) イルファン・カーン
(あらすじ)
クイズ番組「ミリオネア」に出演し、賞金を獲得した主人公・ジャマール。
スラム街育ちで、教養もない彼は不正を疑われるが、
彼の壮絶な半生から得た体験が、正解へとつながっていたのだった・・・。
(感想)
脚本が斬新で緻密。素晴らしい。
一級の青春映画だと思う。
主題歌もとてもいい。
主人公のジャマールも、賢そうな役者が演じている。
良く見つけるもんだなぁ。
唯一いただけないのが トイレのシーン。
この監督は「トレインスポッティング」でもトイレのシーンを入れていたが、
本当に不快だし、不要。
これ観て、「日本って本当に平和なんだなぁ」って思った。
平和に暮らせることに感謝しなくてはいけない。
オフィシャル・サイト
http://slumdog.gaga.ne.jp/
スラムドッグ$ミリオネア [DVD]/デーブ・パテル,アニール・カプール,イルファン・カーン

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ボルト


監督 バイロン・ハワード
脚本 ダン・フォーゲルマン、クリス・ウィリアムズ
音楽 ジョン・パウエル
(あらすじ)
テレビドラマの登場人物そのものと信じ込まされて生きてきた犬が
ふとしたことで外界に出て現実を知るが・・・
(感想)
普通、って感じ。
格別に良くもなく、悪くもなく、
面白くもなく、つまらなくもなく・・・
映画や音楽の安定路線ほど つまらないものはないと思う。
親が子供に安心して見せられる作品だとは思うけど。
気に入らないのは、
「犬は飼い犬として、人間に飼われているのが一番幸せ」みたいな結末。
犬には犬の、秘めたる才能がある、みたいな感じだったら、傑作になったかも。
「ベイブ」のようにね。
ディズニーが「リロ&スティッチ」のような冒険作をまた作ってくれることを期待したい。
オフィシャル・サイト
http://wdshe.jp/disney/special/bolt/
ボルト/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]/ディズニー

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ボルト [DVD]/ディズニー

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スター・トレック


監督 J・J・エイブラムス
脚本 ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
音楽 マイケル・ジアッキノ
出演 クリス・パイン、ザカリー・クイント、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー、ゾーイ・サルダナ、レナード・ニモイ
(あらすじ)
御馴染みスター・トレックの前日談。
(感想)
スター・トレックの知識0で見たけど、
とても面白かった。
小学生の頃、初めてスポックを見て
「精神異常の殺人犯の話に違いない」と思った頃が懐かしい。
スポックはいい奴だったんだね。
クリス・パインはこれから伸びそうな気がする。
ウィノナ登場にびっくり。
「アバター」のゾーイの顔が見れた(笑)

青春映画として、とても良かった。
オフィシャル・サイト
http://www.startrekmovie.com/intl/jp/
スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]/クリス・パイン,レナード・ニモイ,ジョン・チョウ

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私の中のあなた


監督 ニック・カサヴェテス
脚本 ジェレミー・レヴェン、ニック・カサヴェテス
音楽 アーロン・ジグマン
出演 キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、ジョーン・キューザック、トーマス・デッカー
(あらすじ)
白血病である姉のドナーになるために生まれてきた少女が 精神的・肉体的苦痛で両親を訴える。
だが、その真意は・・・
(感想)
重い題材だったけど、インディペンデント系映画のようなノリで、サラッとした感じになっていた。
アビゲイルには ジョディ・フォスターのように、子役から大女優へと成長していってもらいたい。
とても頭が良さそうだ。
アレックはびっくりするくらい太ってしまったが、良い役者になっているなぁ、と思った。
お久しぶりのジェイソン、何となくどこかで見た記憶のあるジョーン、
シンディ・ローパーの旦那のデヴィッド・ソーントンなど、興味深い顔ぶれ。
キャメロン・ディアスは、大根だと思った。
この人のこれからの方向性は どうなるんだろう?大きなお世話だけど。
結局、
死という運命はそのままに受け入れることが、当事者にとっても幸福ってことなのかな・・・
オフィシャル・サイト
http://watashino.gaga.ne.jp/
私の中のあなた [DVD]/キャメロン・ディアス,アビゲイル・ブレスリン,アレック・ボールドウィン

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THIS IS IT



監督 ケニー・オルテガ
出演 マイケル・ジャクソン
(あらすじ)
マイケル・ジャクソン最後の公演になる予定だった、ロンドンでのライブのリハーサル風景。
(感想)
自分の青春時代にスーパースターとして君臨していたマイケル。
彼の才能に懐疑的だった自分の目は 節穴だった・・・。
本番さながらのライブシーンがインサートされるが、
本番ではないわけで、彼は力を抜いている。
それでも・・・凄い。
口パクじゃなく、完全に歌い、踊る姿もさることながら、
♪I JUST CAN'T STOP LOVING YOUで 徐々に徐々に熱が入ってくる歌唱には鳥肌が立った。
「みんながノセるから、つい力が入っちゃったよ」なんて言うマイケルは、
本当に優しくて良い人だったんだろうな。
周囲への接し方や、話し方から、彼の穏やかな人柄が垣間見れる。
スタッフやダンサーにとっても、
彼は類い稀な偶像なわけで、やっぱり魅入って、聞き入って、ノッてしまうんだろうな。
♪EARTH SONGのバックで流れる映像の中で、彼は環境破壊の危機を訴える。
マドンナも同じようなことをやっていたけど、地位も名声も富も得た人は、
対人間ではなく、対地球って考えになっていくのかな?と思ったり。
観終わった後、素晴らしい芸術を観た満足感と、
偉大な才能の持ち主を失った淋しさを ひしひしと感じた。
彼の死の悲しみを訴えるより、彼のエンターテイナーとしての才能を見せることに徹底した作風が
効果的で、とても良かったと思う。
オフィシャル・サイト
http://bd-dvd.sonypictures.jp/michaeljacksonthisisit/
マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) .../マイケル・ジャクソン

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アバター


監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
音楽 ジェームズ・ホーナー
主題歌 I SEE YOU/LEONA LEWIS
出演 サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ、ジョエル・デヴィッド・ムーア
(あらすじ)
資源開発企業が、惑星パンドラにある、地球の燃料危機解決につながる資源を円滑に手に入れるために、アバターを作って送り込む。
だが様々な思惑が入り乱れ、全面的に闘うことに・・・
(感想)
楽しみどころは3Dだけ。
内容は薄っぺらい、B級SF。
他民族の迎合や、自然破壊、人間の強欲さなどを
もっと掘り下げれば、3D以外にもヒューマン・ドラマとして面白くなった気がする。
でも そんな事を描く気はなかったことは、キャスティングを見ればわかる。
共存という道を探らずに、自分のアイデンティティを捨てる主人公に、
現代人の価値観の変化を感じた。でも・・・それで良いんだろうか?
3Dは奥行き、浮遊感などを出したのが技術の進歩らしいけど、
自分としては、獣に襲われるシーンなどは、それを体感出来るような3Dを期待していたので、
肩透かしだった。
主役のサム・ワーシントンはこれから清々しい、良い感じの役者になれると思う。
ヒロインのゾーイは 一度も本当の顔が出てこないのだが、本人的にいいんだろうか・・・
適役のスティーヴン、憎々しい好演だった。
ミシェル・ロドリゲス、懐かしい。
シガーニーは、まぁ、こんなもんでしょう、って感じ。
脇役の人たちは、これからひょっこり映画の中で見かけることが増えそうな気がする。
主題歌は良かった。
オフィシャル・サイト
http://movies.foxjapan.com/avatar/
アバター [初回生産限定] [DVD]/サム・ワーシントン,ゾーイ・サルダナ,シガーニー・ウィーバー

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今度は愛妻家


監督 行定勲
脚本 伊藤ちひろ
主題歌 赤い目のクラウン/井上陽水
出演 豊川悦司、薬師丸ひろ子、石橋蓮司、水川あさみ、濱田岳、城田優、井川遥
(あらすじ)
書くと ネタバレになるので 書かない。中谷まゆみの舞台劇の映画化。
(感想)
倦怠期を迎えた夫婦が離婚の危機に、でも仲直り・・・みたいなコメディーかと思ったら、全然違った。
構成がうまいなぁ、と思った。
カメラの構図も、舞台を見ているような緊張感があって良かった。
トヨエツが一般的な日本の夫を好演している。
薬師丸がかわいい奥さんを好演している。こんな嫁が欲しい。
石橋がオカマをリアルに演じている。
水川と濱田のシーンはカットして欲しい。
水川はいつ見てもわめき散らすだけの嫌な女の役で、不憫。
映画の半分以上で 号泣してしまった。
目の腫れががしばらくひかなかった・・・
大切な人との時間は、思い切り大切にしましょう、と教えてくれる映画なので、
夫婦や恋人で観るといいと思う。
オフィシャル・サイト
http://www.kondoha-aisaika.com/
今度は愛妻家 【豪華版】 [DVD]/豊川悦司,薬師丸ひろ子,水川あさみ

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今度は愛妻家【通常版】[DVD]/豊川悦司,薬師丸ひろ子,水川あさみ

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ラブリーボーン


監督 ピーター・ジャクソン
脚本 フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
音楽 ブライアン・イーノ
出演 マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、シャーシャ・ローナン、ローズ・マクアイヴァー
(あらすじ)
惨殺された14歳の女の子が自分の死を認めて成仏するまでと、
その遺族が悲しみを乗り越えるまでをファンタジックな映像で描く。
(感想)
真犯人探しが主軸になっていないのが斬新。
現世ではない世界の描写が美しい。
ブライアンの音楽が凄く良い。
また、教訓めいたことが色々登場するので、道徳の教材になるかも知れない。
役者陣ではスタンリー・トゥッチが上手かった。
妹役のローズも役柄にぴったりな容姿で、良くこういう子を見つけてくるもんだなぁ、と感心した。
スーザン・サランドンは こんな軽い役でよく出演したなぁ、と思った。
あとは普通。
エンドクレジットの長さが凄い・・・。
悪い映画ではないが、
正直 退屈だった。
2度観ようとは思わない。
ピーター・ジャクソンが免許更新の講習ビデオを作ったら、
凄い傑作になるような気がする。
オフィシャル・サイト
http://www.lovelyb.jp/
ラブリーボーン [DVD]/マーク・ウォールバーグ,レイチェル・ワイズ,スーザン・サランドン

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ラブリーボーン Blu-ray【2枚組】/マーク・ウォールバーグ,レイチェル・ワイズ,スーザン・サランドン

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