ディズニーランドは「大人も子供も楽しめる」ということがコンセプトだ。
つまり、ターゲットはなんと「全員」だ。
マーケティングにおいてはターゲットを絞ることが鉄則だ。それは細ければ細かいほど良い。そして、そのターゲットのニーズを性格に特定し、モノやサービスを作り出す。(マーケティング初心者なので間違えてるかも)
つまり、ディズニーランドビズネスはもうマーケティングとは呼べないのでは?と考えてしまう。
そして、現在、そのようなビジネススタイルが難しくなっている気がするのです。
インターネット前(Before Internet)の時代は、情報収集といえばテレビや広告といったメディアが主体だった。だからこそ、ゲストはTDR側が伝えたい情報だけを収集する形だった。別の見方をすれば、ゲストをコントロールしやすかったのだ。ディズニーでの過ごし方はどうすべきで、ディズニーの魅力とはなんなのかなど。だからこそ、ゲストがTDRに来れば、ほとんどが同じニーズを持っていた。だから、ターゲットが「全員」でもなんとか多くの人のニーズを満たすことができた。しかも、TDR側が理想とする形で。
しかーーーーし、インターネット後(After Internet)の時代は情報収集が容易になり、自分でディズニーに関する情報を収集できるようになった。それにより、自分のすきな情報だけを集められるようになった。それにより、ゲストそれぞれが独自のニーズを持つこととなった。
となると今までと同じやり方をしていては、ニーズを満たせなくなってきたと言える。写真撮りたい人もいれば、サインが欲しくてくるひともいれば、特定のキャストに会いに行く人、スティッチだけを求める人、お酒を飲みに来た人、散歩しに来た人、ダンサーを見に来た人、、、多様なニーズが、しかもかなり極端に過激に。
そうすると、例えば、スティッチがパレードに出ていないと不満に思う人がでる。そーなると、パレードもとにかくいろんなキャラクターが登場させるかたちにしなくてはならない。それは今のパレードを見れば明らかにそのようになっている。
これからは、「全員」が多様なニーズを持つことになる。以前は、何個かのセグメントにわけてそれぞれに戦略を立てることができたが、今はそうはいかない。
(僕の考え)
だからこそ、これからは「現場」主体の経営にしなくてはならないと考える。
オフィスで戦略を立てたり、データ分析しても、ニーズの把握は間に合わない。だからといって、そういった行いをやめろというわけではない。必要なのは、「定性的」と「定量的(ビックデータ)」のバランスを意識した戦略が必要だ。
「定性的」というのが鍵で、手段としては、現場での「共感」と「観察」だ。これは「IDEO」がやっている手法。そして「IDEO」では定量と定性を融合させた思考を「Hybrid Insight」と呼んでいる。もちろん、これで全てのニーズを満たせるわけではない。しかし、定量的分析だけよりは何倍もニーズの発見ができると考える。
では、現場で「共感」「観察」するのは誰か。
そう、「キャスト」なのだ。
これからはキャストの重要性は増してくる。
そこで私は、キャストへの待遇改善はもちろん、「共感」「観察」の手法を教育する時間を設ける必要がある。それは、「その場」でのイノベーション、「今後のための」イノベーションが目的だ。
「その場」とは、「あ、困ってる。何がしてあげられるかな。こうしよう」という思考。
「今後のため」とは、本社に持ち帰り、検討するものだ。
現在、このような教育をしているのが、スタンダード大学のdスクールなどだ。
待て待て!「I HAVE アイデア」という制度があるでは無いかと思われるかもしれません。そう。その通り。それを強化するんです。そのアイデアはどうやったら浮かぶのか、どう洗練させるのか、などの「教育」、その頑張りに対する「報酬」の改善、などなどやるべきことはある。
それが第一歩になる。かなーと。んまぁ、これはどの業界でも重要じゃない?(これからね)
BI人間には未来はない。