「葉隠の人生訓」 童門冬二著より
(中略)
「勝茂公は、それではどのように
したら
人の力で人材を集めることが
できましょうかとお訊きになり
ました」
(中略)
「直茂公はこうおっしゃったのです。
何ごとによらず、ただひたすらに
それを愛すれば、そこにものは
集まってくる。
たとえば花に興味を持てば、
その人のところにはいままで
一種類の花もなかったのに、
花がつぎつぎと集まってくる。
なかには世にも珍しい花さえ
集まってくる。
人材を得るのもそれと同じ
ことで、ただひたすらに、
自分の身近なところにいる
立派な人材を愛し尊重して
いれば、
自然とすぐれた人間を集める
ことができるのだ、
と申されました。
そしてこのことは、何ごとに
よらず、誠心から出たもので
なければ、いい結果は得られ
ないともおっしゃられました」
(中略)
「部下の能力を見出すと
いうことは、部下を愛する
ということに他ならない。
どんなに、美しさに欠けて
いるように見えても、
花ならば必ず美しさを
潜めている。
その美しさを発見できない
のは、発見する側に愛情
が欠けているからだ」
目の前の人のことを
誠の心で、ただひたすらに
愛するとは、
コーチングマインドにも
通じることですね。