今年再燃したマイブームがLPレコード収集で、7月に何と30数年振りに買ったブレッカーブラザーズのライブ盤に始まり、中古レコード店やネットオークションで物色しては少しずつライブラリーを増やしています。写真は先日岡崎市内の中古レコード店で入手した内の1枚で、ジョン・ルイスがMJQのツアーでフランスに渡った時(1956年)に録音されたものです。ジャズマニアの間では名盤とされているアルバムで、国内盤ですがジャケットも盤も極めて状態が良く2,000円定価のところ売値は2,850円となっていました。ジョン・ルイス作品の中で一番好きな曲で、このセッションのために書かれた「アフタヌーン・イン・パリ」の初演が入っています。今までインストバージョン以外聴いたことがありませんでしたが、数年前に出たZAZのアルバムに歌詞付きバージョンがありました。(トロカデロでも演りたい!)

それにしても、パソコンに取り込めるようになって音楽CDに対するイメージが変り、単に音楽データが記録されたCD-ROMに思えてきました。現にCDプレーヤーに掛けて聴くより、利便性からパソコンに一旦取り入れiPodやUSBメモリに移して聴く方が多く、音楽ソースとしてのイメージが薄れて有難味が減ったような気がします。既に欧米では音楽の販売もネットからのダウンロードやストリーミングが主流のようですが、日本でも近い将来音楽CDの販売は消えて無くなるような気がします。そういう意味でもLPレコードの存在価値が俄然上がってきたように思います。