今を時めくグザヴィエ・ドラン監督映画『Mommy(2014)』を鑑賞しました。

 

 

正月中、ぐーたらしながら観た映画でしたが、

登場人物が傷つきながらも懸命に生きる様子に思わず涙が流れました。

 

登場人物は精神疾患を持つ15歳のスティーブと、シングルマザーのダイアン、そして彼女らの隣人でサバティカル休暇中のカイラの3人。

 

スティーブは感情のコントロールができず、それによって何度も悲劇が起こるのですが、それでも母親は彼を信じ、愛しつづける。

 

 

 

15歳のスティーブが生きる世界観はキラキラしているのですが、暴力的なシーンや親子が置かれた立場を反映するような重く暗いシーンが交互に織り交ぜられている感じで、非常に複雑な映画です。

 

グザヴィエ・ドランの作品には今までにない独特な世界観があるな、とパンピーな私でも思います。未熟な部分はあっも若いエネルギーに満ち溢れているというか・・・。

その一方で女性同士で自虐して笑いあうシーンがあり、とても共感したのですが、よくもこんな会話を年下の若い監督が表現できるなぁと下世話なことを思ってしまいました。

 

グザヴィエ・ドランはフランスで大人気のようで、グザヴィエ・ドランの新作がフランスで公開された日、フランス大手の新聞Le MondeもFigaroもLibérationもグザヴィエ・ドランが新聞の一面を大きく飾っているのを思い出しました。 

 

それにしてもカナダの人のフランス語、ほとんど聞き取れなかった…サッ

 

グザヴィエ・ドランのインタビューをネットで見つけたので、彼に興味がある方はのぞいてみてください。⇒Who is Xavier Dolan ?(映画ナタリー)