先日の認知症カフェでの出来事


サポーターの方に

「次回、ご主人に井上陽水の

少年時代を弾いてもらって、

みんなで歌おうって話になりました」


私「え、そうなんですか……」


主人は中学生の時に

独学でギターを始め、

バンドを作り、体育館で

演奏をしていたそうです


本人が言うには

あの当時はモテて、

ファンクラブがあったとかなかったとか(時代)


話を戻します


その場で言えなかったんですけど

中学卒業して数十年

ギターなんかやってないんですよ

触ってないんですよ

何せ、持ってなかったんだから!


定年退職祝いでプレゼントして

そこからなんだから、、


ブランクとかそんなレベルでは

ないんですよ



それなのに

「私、中学からギターやってまして」

みたいな自己紹介するもんだから


何十年も続けて

あなた、プロ級なのね

みたいに思われて当然


それに

井上陽水の「少年時代」は

一度も弾いてるところ

みたことない



認知症カフェに行ったことも

忘れているんだから

「少年時代」の約束も

忘れているよね


なんか本当に申し訳ない



でもね、

私は主人が弾くギターが

好きなんですよ


つまずきながらも

音を外しながらも


転んでも立ち上がる旦那の人生のようで


松山千春さんの曲を

ゆっくり弾きながら

小さい声で寂しく歌う


いい声してるの


歌詞の光景が広がり


主人の言葉でもないのに

歌詞ひとつひとつが

重なり合ってしまう



泣けるのよ


旦那「どうだった?」


一曲終わるたびに聞いてくる

そこは、ちょっとめんどくさいけど


私「最高よ、天才すぎる」



そして今日も

鼻がズンズンと伸びていく