本日は万が一ぎっくり腰になった時の対処法をまとめましたので是非最後までご覧ください。

 

腰痛で悩んでいる人は、日本国内に2800万人いると推定されています。急に起こる腰痛のなかで多いのがぎっくり腰です。ぎっくり腰は急性腰痛とも呼ばれます。腰周の筋肉や関節がダメージをうけることで起こり、急激に強い痛みが生じるのが特徴です。1週間から1ヶ月ほどで自然に軽快することが多いものの、原因がはっきりしない場合も少なくありません。ぎっくり腰は、痛みが治まってきても安心とは言えません。なぜなら、きちんと対処しないと、再発を繰り返してしまうことがあります。

 

 

 

 

また、再発を恐れすぎると脳に影響を及ぼします。それによって、痛みがだらだらと続く慢性腰痛が起こってしまうこともあります。

 

 

 

こうした状態にならないためにもぎっくり腰が起こった時に、適切に対処することが大切です。

また

・両足のしびれ

・微熱

・体重減少

を伴う場合は、臓器や背骨などに重い病気が隠れている可能性があります。

 

早めに整形外科を受診することをお勧めいたします。

 

 

~ぎっくり腰は朝に起こりやすい~

・布団やベッドから起き上がったとき

・歯を磨くとき

・顔を洗う時

・ごみを捨てるとき

・荷物を持ち上げるとき

など

 

朝は腰周辺筋肉の血流が停滞し硬直している。

・前かがみ

・腰のひねる

・重い物を持つ

 

 

 

ぎっくり腰の原因となる4つのダメージ

・椎間板ののダメージ

背骨を構成している骨が椎骨。椎骨と椎骨の間のおなか側にあり、クッションの役割を果たしているのが椎間板。これに負担がかかり、亀裂ができていることなどにより痛みが生じる

 

・椎間関節ダメージ

椎骨と椎骨を背中側でつないでいる椎間関節に負担がかかり、ねんざのような状態が起こることで痛みを生じる。

 

・筋肉のダメージ

背中にある大きな筋肉である脊柱起立筋などにふたんがかかることで筋肉に炎症が起こり、痛みが生じる。

ぎっくり腰の中でも最も多い。

 

・仙腸関節のダメージ

背骨の下部にある仙骨と骨盤を構成する腸骨をつなぐ関節が仙腸関節。この関節に負担がかかり、炎症が起こることなどで痛みが生じる。

 

 

 

~ぎっくり腰の正しい対処法~

 

起こった直後~2日目あたり➡安静にして過ごす

ぎっくり腰が起こって間もない時期は痛みが強いため、楽な姿勢で安静にすると良い。

痛みによって背中の筋肉が緊張していることが多い。

 

・患部を冷やす

炎症が起こって強い痛みが生じている時期は、時期は、患部を冷やすと痛みが和らぎやすい。温めてしまうと痛みが強くなることもあるので、ぎっくり腰が起こって間もない時期は、患部を温めてない方がよい。

 

 

・コルセットを使う

痛みが強い時期には、コルセットを使うことで腰をいたわることができ、精神的に安心も得やすい。腹部ではなく骨盤を締めるように装着し、自分の体に合ったサイズのものを使う。ただし、締めすぎないように注意する。

 

 

3日目あたり

徐々に動いて治す

・ウォーキング

・ピラティス

 

 

痛みが引いたら、安静ではなく、なるべく体を動かすようにする。ストレッチなどを行って筋肉を動かしやすくし、普段の生活に戻れるよう徐々に活動の範囲を広げよう。温めると筋肉を動かしやすくなる。入浴時にストレッチをすると良い。

 

 

 

~痛みが抜けない~

整形外科を受診して薬を処方してもらう

痛みがあって仕事や生活に支障をきたす場合は、薬を短期間使用する。多くの場合NSAIDs(非ステロイド性炎鎮痛薬)

飲み薬が使われる。

飲み薬の服用で胃腸障害などの副作用が出る場合、貼り薬が使われる場合もある。最近は体のどこに貼ってもよいタイプもある。

 

 

 

早く体を動かすほど早く腰痛が治る

 

ぎっくり腰がおこって間もない時期は安静にする必要がありますが、痛みが引いてきたら、対処法を転換させて体を動かすようにします。ただし、無理は禁物。

ぎっくり腰が起こった人を対象に、安静にした場合と、痛みを我慢できる範囲で活動した場合を比較した研究では、安静にした人たちは再発のリスクが約3倍も高く、再発の回数も多いという結果が出ています。再発を防ぐためにも体を動かすことが大切なのです。

 

痛みが引いたら、安静にするのではなく、なるべく体を動かしストレッチなどを行って筋肉を動かしやすくし、普段の生活に戻れるよう徐々に活動の範囲を広げよう。温めると筋肉を動かしやすくなる。入浴時にストレッチをすると良い。

 

 

また、ぎっくり腰が起こったきっかけの動作をするときは、ゆっくり動くことを心がけるだけでも、再発を防ぐことが

期待できる。