おはようございます。
中国古代の商王朝最後の王 紂王(ちゅうおう 又は じゅおう)は、中国で最初の貨幣経済を試みた人です。インフレやデフレまで考慮して鉅橋(きょきょう)という途方もなく“大きい蔵”を、朝歌(ちょうか)という新邑(しんゆう)に作りました。
因みに貨幣は貝です。だからお金に関係する文字には貝が必ず含まれています。この蔵には全国の粟(ぞく)を集めて安定を図ります。豊作で粟が下がれば、国で買い取り倉に納め、凶作で上がれば蔵から出して庶民の為に使った。
「司馬遷」の『史記』でも、『呂氏春秋』でも『十八史略』など他の文献でも、紂王の事は余り悪くは言っていません。唯、余りにも改革が激しく早い為に、一般の人間には付いて行けなかった…。相当に頭が良かったのでしょう。
この王は宗教改革もやろうとしたようで、周囲の人達の反感をかい、周の武王に滅ぼされました。だから後世に悪王の汚名を着せられてしまったわけです。しかし、三千年以上も前に起こった貨幣経済が、今では当たり前になっています。古代の為政者でも先を見つめての政治です。
さて、日銀の黒田総裁…マイナス金利政策は、これは国民を見ずに政府だけを見て円安株高への誘導を試みていますが、どうですか?!円安になりましたか?株が上がりましたか?全部反対になっています。
【本当の経済】を良くしないで、姑息な手段で経済は良くはならないし、世の中は良くはなりません!!黒田総裁も安倍総理も、良く良く考えて政権運営をしないと!!本当に日本は危うくなります。多分この先も、株はまだ下がるでしょうし、円はまだ上がることでしょう。国民の納得しない政治は国の亡ぶ元です…。
昨日は朝から病院でした。寒暖差が激しくて体が付いていきません。
また書きます。