お早うございます。
今日は歴史の話を…。
私が小学校、中学の頃の社会の歴史の本では、一世紀から三世紀頃が縄文時代と載っていました。それ以後が弥生時代、以前が石器時代と・・・。その頃すでに中国では、文字や紙があったのに…、日本は随分他所の国から比べたら遅れているんだ…、と思ったものです。
昭和三十年代に、アメリカ南米のエクアドルやペルーから発掘された土器が、日本の縄文土器ではないか？と考古学者のエバンス博士夫妻から問い合わせがあったのを、日本の学者は相手にしなかった。
・・・それはそうですよ。
一万一千から二千年も前の土器が、南米に有るはずが無いと。しかし、後の調査で縄文土器と判明したのです。
驚きました。縄文人は太平洋を渡ったのです。
佐賀県の吉野ヶ里、青森の三内丸山遺跡（ここからは、ひらめの養殖跡まで発掘された）、福井県の鳥浜貝塚からは五千年前の漆塗りの櫛が出土し、北海道函館市の垣の島Ｂ遺跡からは七千年前の漆の装飾品が出土しました。これらほとんどが、縄文早期の物です。
出雲地方では７８０本余りの銅剣が発掘され、間違いなく出雲王朝があった事が判明しました。
歴史学者はどうやってここまでが縄文、ここからは弥生と決めるのでしょうか
不思議です。
私の子供の頃に電化製品が誕生しましたが、冷蔵庫などは高くて一般家庭では買えません。私の家では木の冷蔵庫で中には氷の塊が入っていました。洗濯機などもうちの母はタライで洗濯板でごしごしと…。この様に一般家庭に行き渡るのは、十年以上の年月が掛かりますよ。
まして、今より文明文化が遅れている時代を考えれば、一つに統一されるまでには、きっと数百年単位の時間が掛かったのではないでしょうか？
文献に残っている事は良いのですが、石器、縄文、弥生などの線引きは中々難しいのでは
縄文でも石器は使っているだろうし、鉄器が出ても石器は使っているだろうし・・・・・・・。
歴史は本当に難しいです。
とに角日本人の欠点は記録を残さない。何せわが国最初の記録は、天武天皇が稗田阿礼に編纂させた日本書記、古事記が最初の記録ですから…
また書きます。