ヘアカラーが染まる仕組み。 | 吉村透のブログ。

吉村透のブログ。

美容師ヨシムラGratii(グラティ)での日々♪

今日は夏日!
暑いですねー。
青山通りの温度計は30℃です.........。
{921543D8-5535-41AC-BD65-A055BA25EBD2:01}



暑くなってくると
髪色も明るくしたいなー。
なんてお客様が多くなってきます。

そこでカラーがどうして染まるのか
書いとこうかと。

カラーは1剤と2剤にわかれていて
その二つが混ざり合う
化学反応で染まります。
薬の作用する時間は
おおよそ30分ですので
薬局などで買えるホームカラーも
同じくこの時間以上おいても
あまり意味がなくなってしまいます。

お薬混ぜたら素早くぬって
30分で流しましょう!

黒髪を明るめの色にする場合
髪の毛内部では
2剤の成分が
メラニン色素(髪を黒く見せているもの)
を分解して明るくなったところに
1剤の染料が入り髪の色味となります。
{2AC02940-54BD-4114-8624-6D2CFE45C20C:01}


髪の毛についたカラー剤は
こんな工程で染まっています。
カラーして1ヶ月たって
やけに明るくなったなと感じる時は
カラーの色素が落ちて
色味の抜けた状態です。

意外と暗めのカラーでも
8レベルくらいまで明るくした状態に
染料で暗い色がのせてあります。
{E8A66047-50D4-40E5-9977-B3BFCE69CCAE:01}


ここまでをふまえて
カラーを長持ちさせるには
どうするか?

1、明るくなる事を前提に
少し希望よりもワントーン
暗めに色味をいれる

2、いずれ明るくなるのと新しく
のびてくる地毛の差が
グラデーションになるよう
根元だけ染めるリタッチでも
やや暗めで染める。

そのあたりを注意して
美容師さんにカラーのオーダーを
するともちの良いカラーに
仕上がりますよ!