風も少しずつ暖かくなり、春がすぐそこに見えて来ましたね^^青森県内ではここのところ交通事故が多いような気がします。日曜の夜に市内で引き逃げ事件があり、昨日夜に男性が出頭したそうです。亡くなったのも20代男性、出頭したのも20代男性だそうで、非常に切ない事故ですね。よく通る道だけに驚いていますが、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げると共に、運転される皆様の安全もお祈り申し上げます。
さて、連日森友学園を巡る文書改竄問題が報道されています。やはりこの件、佐川氏、総理夫人、そして迫田氏など、取り沙汰される全ての関係者の証人喚問を実現しなくては真相に辿り着く事は難しいのではないかと思えてしまいます。「佐川氏は一般人になったので証人喚問は難しい」という理由は噴飯もので、当時一般人の籠池氏を「首相を侮辱した」という理由で証人喚問した事実を与党は忘れてしまったのでしょうか。
今回、麻生副総理は「佐川が責任を取って減給、退職した」と責任が「理財局の一部の職員」にある事を強調された印象がありますが、今回の件は行政組織全体の問題、そしてまた政治が責任逃れを出来る問題ではないはずです。そしてまた佐川氏への対応を見て、現政権が「人」をどう見ているのか、そのあたりに考えさせられるものがあるように思います。
文書で削除された部分や、報道され始めた頃の森友学園を見ても、かつてはその教育方針に総理夫人が感涙したことや、「教育方針が素晴らしいと聞いている」と総理自身が仰った事は多くの人の記憶に残っているでしょうし、映像にも残っているはずです。籠池氏ご本人も現政権の熱烈な支持者だった事も知られています。またそれまでに講演した方々の手のひら返しも目に余るものがあります。同様に疑義が呈された加計学園問題と併せて考えると、どこにその切り捨ての線、境界があるのかは分かりませんが、その線がどこかにある事は感じさせられます。
こういった対応を見ると、たとえば特定秘密保護法、あるいは共謀罪においても、それを喜々として支持していた人々がその対象となり得る、むしろそちらの可能性が高いのではないかと思うのは私だけでしょうか。支持していれば「切り捨ての線」の内側にいる、という事は決して在り得ない事なのだと思います。原理原則を重視し、また幅広い意見の集約と折衝を経た議論の結果ならば、それは普遍の理念からかけ離れる可能性は低いでしょうが、そこが担保されない経緯を見て来ている以上、危惧は拭えないというのが正直な所感です。やはり私たち国民一人ひとり、自分自身で為政の本質を見極める事が肝要でしょうし、それが信頼に値しない時、それに代わる存在がそこにあること、野党がその受け皿を作っていかなければならないのだと思います。