政変のきっかけ | 希望ある未来へ~山内卓オフィシャルブログ~

希望ある未来へ~山内卓オフィシャルブログ~

生まれ故郷である八戸市を中心に活動する山内卓(やまのうちたかし)の日々考える事などをUPするブログです。

 一昨日までと異なり、昨日今日は道路に路面の凍結も見られず、久しぶりに少しだけ帰り道の気が楽な路面状況でした。とはいえ、そのような時にこそ気の緩みがあってはいけないと思います。ここ数日、春の予感をうっすらと感じさせる瞬間もありました。少し陽が当たったためか、実家の家の裏側の屋根から積もった雪が滑り落ちて来そうに出張っていました。
 
{2E0A605C-4E04-4EF6-99B8-1C1DEE094227}
 
 それほど高さは無いのですが、これが滑り落ちた時はやはり怖いだろうなと見ていて思われます。もっと陽が当たって接した面が融けて滑り落ちるか、あるいはちょっとした衝撃でも全体が崩れ落ちてしまうように思えてしまいますね。幸い、裏側で家族もあまり通らない場所なので危険は少ないと思いますが、自分自身も気を付けておきたいと思います。
 
 さて、これが衝撃となって大きく政権が揺るがされるという事もあり得るのでしょうか。財務省近畿財務局が学校法人に払い下げた国有地を巡り、財務局がその売却額を非公表とし、朝日新聞の調査によって、その売却額が近隣国有地の10分の1程度であったことが明らかとなりました。そして更に売却先は「森友学園」であり、そこに開校予定であったのが同学園が運営する小学校とされており、その名誉校長は安倍総理夫人であるという事も報じられています。
 
 そもそも国有地の売却額は原則として公表されるはずですし、その後に明らかになった前述の情報からも、もしこれが事実であれば、非常に大きな問題となる事件であると個人的には感じています。総理ご自身が直接にではなくとも、これまでの言動からも思想的に共鳴すると見られる売却先、夫人との関係から国有の土地を法外に安く払い下げたとなれば、便宜を図った疑いをかけられるのは当然でしょう。少なくとも、外観的にそうではないと保証出来る独立性は確保されていないように感じます。
 
 払い下げというと、どうしても北海道開拓使官有物払い下げ事件を思い出してしまいます。単純に比較する事は出来ませんが、この事件は明治十四年の政変のきっかけになった事を高校時代に日本史の授業で習った事を覚えている方も少なくないと思います。現政権になってから、多くの醜聞や呆れるような発言も多く私たちは見て来ましたが、それとは比にならない激震になる可能性もあるでしょう。いずれにしても、この件について続報を待たなくてはならないですし、またそれに対しての説明がどのような形で為されるのか、私たち国民は注視しなくてはならないと思います。