昼過ぎにはもうすでに30度を超え、高温多湿の中ムシムシする一日の八戸でした。夕前、移動中には突然目の前が真っ白になるほどの強いゲリラ豪雨が降り注ぎ、十数分降り続いてすぐに止みました。本州他地域に比べ梅雨明けが遅かった東北地方も梅雨明けしたようだと伝えられ、明日からはまた暑くなりそうです。北海道は大雨が続いているようで心配ですが、被害が出ないように祈るばかりです。寝苦しい日が続きますが、熱中症、脱水症状は意外と室内で起こる事が多いそうで、皆さんくれぐれもお気を付けくださるようお願い申し上げます。
さて、長かった7月も明日明後日を残すのみとなり、東京都知事選挙も選挙期間は明日一日だけとなりました。そしてまた国政において、GPIFの運用損5兆3千億円が明らかとなったり、新たに策定する経済対策が28兆円超とする方針が発表されるも、財源に頭を悩ます事態となっているようです。都民ではない私たちにとってはそちらも特に注視していかなくてはならないと思いますが、今回の都知事選挙は、一自治体である東京都の首長を選ぶ選挙という以上の意義を持っていると、残り一日にして改めて思ってしまいます。
過日行なわれた参議院選挙で野党統一候補が勝利を収めた東北5県や、新潟県などにおいて、野党共闘は一定の成果を挙げたと私は感じていますが、これを次に繋げていく事が肝要である事は言うまでもありません。参議院選挙から首都である東京都知事選挙、そして次の衆議院選挙という大きな流れの中にこの選挙は位置しています。都民の方々は「都政にモノ言う有権者」として、そしてまた「国民の一人」として、この選挙の位置付けを考えていただきたいと願うばかりです。
そもそも今回の都知事選挙、舛添氏の「政治とカネ」、その問題による辞職に端を発しており、今立候補されている21名の方々のどなたがリーダーになれば、その問題を含め、都政の刷新に繋がるかを有権者の方々は考えなくてはならないはずです。私の周りでは、(民主主義においてはそもそものお話かもしれませんが)、日程的に余裕が無かった今回においては特に「ベストではなくベターを選ぶ選挙」という意味合いが強いという声も多く、私自身も有権者ではないながらにそう感じています。
優勢が叫ばれる候補、競る候補、追いかける候補と頭に思い浮かぶかもしれませんが、いつの時も選挙は、その選挙後に何が起きるのかを念頭に選択をしなくてはならないと思います。「地方政治は地方政治」という想いが強い私ですが、今後の大きな影響を考えれば、そのように簡単に割り切る事が出来る選挙ではないと思えてなりません。だからこそ今回、大きな流れの中での判断、次を考えた判断が為される事をお願い申し上げたいと思います。大きな流れの中、残された時間で精一杯、自分が出来る訴えを続けて行きたいと思います。