1893年9月に青森県尋常中学校八戸分校として開校して以来、私の母校でもある青森県立八戸高等学校が120周年を迎えました。青森県第二尋常中学校・青森県第二中学校・青森県立八戸中学校と改称されながら、幾多の人材を輩出して来た伝統校です。
今日は記念講演が行なわれ、夜には記念式典が開催される予定です。私自身が49回生同窓会幹事を務めさせていただいているという以上に、父・正孝(八高21回生)、祖父・進(八中42回生)、曽祖父・亮(八中10回生)と4代に渡ってお世話になった母校ということで非常に思い入れ、愛校心の強い学校でもあります。
私が入学した当時は創立100周年の翌年でした。真新しい校舎と立派な武道館、高校生活に胸を躍らせたものでした^^そして大学を卒業し、八戸に帰って来てすぐに創立110周年の式典にも出席させていただいたのを覚えています。そこでは当時93歳だった故・秋山皐二郎元八戸市長が、短くも威厳に満ちた声で、乾杯の御発声をなさったことが強く記憶に残っています。
故・秋山市長が私の父に特に目をかけてくださっていた縁もあり、私もこの式典で初めて故・秋山市長と親しくご挨拶をさせていただきました。「正孝にこんな大きな息子がいるとは知らなかった」と顔をほころばせてくださった後に、力強い南部弁で八戸政界の話をしてくださいました。その秋山元市長が鬼籍に入られたのが2007年の9月28日、今日が命日となりますが、八戸高校創立120周年を草葉の陰で喜んでくださっていればいいなと思います。
こうして八戸高校が120周年を迎えられたのも、地域の方々のご協力があってのことでしょうし、先達の偉大な方々あってのことだと思います。そういった連綿と続く系譜を私たちが受け継いで、次なる世代に繋いでいかなければなりません。
【綱領】
1.須ラク自重スヘシ
1.唯本分ニ向ッテ猛進セヨ
1.師ヲ敬シ友ヲ愛セヨ
質実剛健、文武両道をモットーとする我が母校・八戸高校の綱領を胸に、自分の信じる道をしっかりと歩んで行きたいと思います!