いのちと生活 | 希望ある未来へ~山内卓オフィシャルブログ~

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生まれ故郷である八戸市を中心に活動する山内卓(やまのうちたかし)の日々考える事などをUPするブログです。

 今日は全日本女子柔道、緒方選手が攻め切っての初優勝、とても立派だったと思います!緒方選手おめでとうございます!世界選手権やオリンピックに向かって頑張って欲しいと思います^^先日、道場に誘われた地元の同期の仲間2人と、終わってから居酒屋で中学高校時代の思い出話をしました。それぞれ高校は違うのですが、やはり同じ競技を通して同じ畳の上で汗を流した仲間も大事な存在だと思いました^^また、Facebookで、中学・高校時代を通して4回対戦、4回負けた同期の県チャンピオンとも友達になりました。ちゃんと覚えていてくれて、「道着を着て組み合ったらもう友達だ」と言ってくれたのも嬉しい言葉でした^^


 また、今日の午前中は事務所のある東青葉町内会の総会に出席させていただきました。やはり地域社会の絆を深めるというのは非常に重要なことだと思います。様々な人と話す中で、あるご婦人の話が非常に印象に残りました。旦那さんが福島出身で、一昨年の大震災で伯父さんを亡くされたそうです。親戚は皆コメ農家だそうですが、決して簡単に再開できるものじゃない、除染もごまかしと言っていいくらいで、農業なんてできる状態じゃないとおっしゃっているそうです。こういった現状から、やはり皆が安心して暮らせる社会を、エネルギー政策の転換を訴えていかねばならないと強く思います。


 さて、20日カナダが同意表明をして、日本のTPP交渉参加が決定してしまいました。以前からここでもずっと訴えているので、もう深くは述べません。後は政府による交渉が本当にできるのか、国益を守ることができるのか、国民生活を壊すような、国益に適わないような協定に調印してしまいはしないかを注視していかねばなりません。それでも私はTPP参加は断固反対を訴えていきます。


 私はTPPの結果として、都市部には多少のメリット(現状の交渉を見ているとそれすらも疑義)があるにしても、地方の切り捨てにしかならないと感じています。今のアベノミクス、行き着く先には今以上の格差社会が待っているように思います。自営業者の方とお話した時も、「アベノミクスには不安しか感じない。地方はどうなるんだろう?車業界と製造業しか頭に無いんじゃないか。自営業者に目を向けていない。私らだって従業員の給料を上げてあげたいが無理だ。額に汗して働く人が報われる社会は来ないだろう。」と言葉をかけられ、自営業者は肌でその厳しさを感じているのだと痛感しました。


 青森県を含め、近いところで北東北3県は全国において自殺率が非常に高い地域です。一昨年までのデータで、秋田県が17年連続全国ワースト1位、岩手県が2位、そして青森はその前年までワースト3位でした。私たちの住む地域は決して県民所得が高いとは言えません。最近ではそれに加えて小麦、乳製品やガソリンなど必需品の値上がりで非常に苦しんでいます。


 また昨年のデータでは1次産業での自殺者数はそれまでよりは減ったとのことですが、全職種で比べれば事務職に次いで多いと分析されています。全国での事務職の総数を考えれば、割合で言えば相当に高い数字ではないかと思います。景気浮揚が叫ばれてはいても、地方にその実感はなく、そこで物価の上昇で生活が苦しくなれば、特にTPP参加で第一次産業に大きな打撃があれば、また待ち受ける消費税増税によって、地域においても職種においても、この傾向も悪化してしまうのではないかと懸念しています。


 政治が守るのはいのちであり、生活です。それは決して自殺防止キャンペーンのような活動によってだけではありません。安心して暮らせる社会を構築していくことが第一であり、すなわち国民の生活が第一の政治を推し進めることに他ならないと思います。


 ボンヤリしていたあるべき国家の私なりのグランドデザインが、最近おぼろげながら輪郭が見えて来たように思います。セーフティーネットはしっかりと確保した上で、そこからは自己責任の裏付けのある民主主義社会を構築すべきではないか、大きな枠が自分の中でハッキリして来ました。一部の人の声だけを聴くのではなく、出来る限り国民の声を聴き、リーダーシップを持って判断をすることが政治家に求められています。私の周りでも、何も政治に関心が無いような人でも、声を聴く機会があれば、心の中には想いを持っていることは多々あります。ネット選挙解禁での発信と共に、国民の声を聴く姿勢を決して忘れてはいけません。いのち、生活を守る政治を心がけ、政策を訴えていけるように日々精進します!