Cal. 1104A Family 資料 SEIKO | dtk時計修理

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日本セイコー 1104A Family


●Seiko Salvia (SV)

1104A : 15.15x13.00 H4.30 21600 17/21J

1100A : 15.15x13.00 H3.66 21600 ?J


●11Seiko Solar

11A : 15.15x13.00 H3.50 21600 17/21J


●11QueenSeiko

1120A : 15.15x13.00 H3.50 28800 23J


●11Solar Special

1140A : 15.15x13.00 H3.50 21600 2J


●Salvia Special

1144A : 15.15x13.00 H4.30 21600 23J








1) 仕様

ケース径 13.00x 15.15mm

高さ 4.30mm

振動数 21,600

インダイレクトセンターセコンド方式

可動スタッドホルダー(片振り補正用)


2) 緩和部の構造

ケースには、次の2つの構造のいずれかが設けられています。

2-1 防塵パイプ付きケース(fig.1)

クラウン部への埃や毛羽等の侵入を防ぐため、防塵パイプが取り付けられています。


2-2 防塵プレートリング付きケース(fig.2)

防塵ガスケットと防塵プラグを備えたプレートリングを採用し、埃や毛羽等の侵入を完全に防ぎます。


2-3 レギュラータイプケース


3) ムーブメントの構造

ムーブメントの構造には、以下の特徴があります。


3-1 歯車列とゼンマイ 

インダイレクトセンターセコンドの従来の2輪式3番車を1輪に改良し、香箱のサイズを大きくすることで、耐久性とトルクの大きいゼンマイを使用できるようになりました。


力の伝達:

香箱→センターホイール→三番車とカナ→

スウィープセコンドピニオンと4番車とカナ→ガンギ車とカナ



3)-2 脱進機

脱進機の効率を上げるため、部品は軽量・小型化され、脱進機の安定化のためブリッジ型アンクル受けを採用しています。


3)-3 テンプとテンプ受け

高精度と安定化のため、慣性モーメントの大きいテンプを採用しています。テンプの振動は、1時間あたり21,600回(1秒あたり6振動)です。


4) 基本動作(fig.3、4)

5) 分解と組立

6) 点検

1. 針の間隔

2. 竜頭の回転

3. 針の回転

4. 巻き上げ

5. 時針と分針の位置(12時位置)

6 秒針の回転の滑らかさ





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