ZENITH Movement List | どんとこい時計修理

どんとこい時計修理

腕時計のムーブメント分解記録です。

Zenith 1865~

No. 種類、サイズ、振動数、石数、生産年度、推定生産個数


11:MW 21600 17J 51° 1956~1962 95000
11-T:↑ 1960-1962 42000

12:MW 21600 17J

12.4:MW 18000
12.4-50:
12.4-6:
12.4-50-6:
12.4-7:
12.4-P:1945-1947 9200
12.4-P-6:1945-1947 3600
12.4-P-50:1945-1947 1200
12.4-P-50-6:1945-1947 7200

13:MW 21600 17J 1905~1935 106000

18 1/2 N.V.III:MW 1944-1945 13600 =18-28-3A?
18-28-3A:MW 18000 42° 1948-1962 47000
18-28-3A-6:
18-28-3P:
18-28-3P-6:
18-28-3P-7:
18-28-1T:
18-28-3T:
18-28-2T:
18-28-4T:
19-28-1T:
19-28-2T:


53.5:18000 52°

57:MW 18000 1946-1954 57000
57.8:MW 21600 1951-1956 30000
57.8-6:↑

68:MW 18000 42° 1961-1962 6000
68-21:
69:MW 18000 42°

71:AT 21600 20J 1954-1957 6000

82:MW 18000
82P: 1949-1949 3600

88:1944-1956 36400
88P:1944-1946 17700
88T:1964-1964 70000
88T-5:1964-1964 12000
88-P-6:1946-1946 300
88.6:1951-1962 135000
88.8:MW 18000 51° 1951-1953 122000
88.8-5:↑
88.8-6:
88.8-5-6:

101:51°

106:MW 1948-1955 49000,
106-50:
106.6:1955-1957 13000
106-50-6:
106 S.C.:
106-7:
106P:1944-1948 24300
106-P-6:1945-1949 5300
106-P-50:1945-1945 3800

120:MW 18000 52° 1953-1962 100000
120-T:↑ 18J 1961-1963 18000

126:MW 18000 1947-1955 327000,
126-5:
126-6:1950-1955 109000
126-5-6:
126P:

133.8:AT 21600 20J 1951-1958 77000
133:AT 18000 1948-1961 25000

135:MW 18000 52° 1948-1962 11000

143:MW Chronograph,
146HP:MW Chronograph,
156:MW Chronograph,

173:MW 18000 43°

177:MW 18000 1944-1952 6400
177-7: 
177-6:1962-1962 3000
177-P:1952-1952 4000
177-T:17J 1965-1968 40000

193:MW 18000

405:36000 52°
408:36000 52°
410:52°
420:52°

525.8:MW 21600 1946-1953 27900
525.8-6:
525:18000 1946-1947 5000

*ELITE
650:
655:
660:
661:
672:
682:
683:
684:
685(H1):
688:

810:MW 18000 1946-1947 5500
810-6:1946-1947 3800

1110:MW 21600 17J 51° 1962-1969 434000
1120:51°

1410:MW 18000 15J

1520:MW 21600 17J
1510:

1724:AT 19800 25J 51° 1967-1969 10000
1724C:1969-1969 5000
1725:19800 51°


2011:MW 18000 17J
 
2020:MW 18000 18J

2310:MW 18000 17J 47°
2320:18000 47°

2511:MW 18000 18J
2530:21600 54°
2531:MW 21600 19J
2532:21600 54°
2540:21600 54°
2541:MW 21600 17J 54°
2542:21600 54°
2552:21600 54°
2562:28800 52°
2572:28800 52°

2522:MW 18000 17J
2532:MW 21600 19J 1964-1967 120000,

2522C:MW 18000 17J
2532C:21600 19J 1964-1966 110000

2542:1966-1969 110000
2542C:1968-1969 15000

2522P:AT 18000 17/28J,
2532P:21600 30J 1961-1962 12000
2542P:25J

2532PC:21600 30J 1961-1964 72000
2542PC:25J 1964-1969 225000

2552PC:AT 1969-1969 15000
2562PC:AT

2572:
2572P:
2572PC:

3841:18000 40°

5011:MW 18000 19J 42° 1969-1969 5000
5011K:
5011V:
5011KV:

♦️EL PRIMERO------------------------------------
40.0(3029PHC):
41.0(3029PHF):
400:EL PRIMERO 36000 31J,
405: 36000 52°
408: 36000 52°
410(3019PHF):36000 52° EL PRIMERO
410Z:EL PRIMERO 
420:52°

⭐︎ 3019PHC:AT 1969~ First EL PRIMERO

3600:El Primero
3620:El Primero 36000 26J 60H 2022~

*Cal.400Base
4000SC:30mm H6.5mm 36000 31J 50H< 
4002:
4047B:
4061:
9004:50H,

ゼニス型番の見方



  Hystry

ゼニスメーカー歴史

♦️1865年 創業
1865年にスイス、ル・ロックルで操業を開始
現在も同じ場所で操業を続けています。
このブランドは当時22歳のジョルジュ ファーブル ジャコ(Georges Favre-Jacot )によって設立されました。

ジョルジュ ファーブル ジャコのビジョンは、時計の製造に必要なすべての取引を 1 か所に集めて拠点とすることでした。 この方式はマニュファクチュールと呼ばれています。1865年には異例でありスイスで初めてであった時計の集中的な連続生産は、機械による大量生産システムの導入により品質管理の面で利点をもたらしました。実際、ゼニスの時計は信頼性と精度において誰もがうらやむような評判を獲得しており、クロノメーター競技会でも多くの賞を受賞しました。

ゼニスのオリジナルの建物は現在も使用されており、赤と白のレンガの壁が印象的なこの施設は、大きな窓から降り注ぐ自然光により、時計の製造に理想的な場所であるとともに歴史的にも重要です。初期の工業化された時計生産の本拠地である建物の建築的重要性はユネスコによって認められ、ル・ロックルとラ・ショー・ド・フォンの都市とともに世界遺産リストに登録されています。


♦️1969年

ムーブメントの歴史を通じて、クロノグラフはメゾンの代名詞である複雑機構であり続けました。ゼニスは1899年に最初のクロノグラフを発売しましたが、最も象徴的なクロノグラフは1969年に発売されたエル プリメロです。

1969年は、ゼニスを含む 3 社が自動巻きクロノグラフを開発するなど、時計業界全体にとって興味深い時期となりました。ホイヤーはブライトリングと協力してキャリバー11を開発し、セイコーはキャリバー6139を発表しました。

各社とも「世界初」を目指して開発をしていました。
セイコーとゼニスのムーブメントは両社とも、完全に統合された一体型のムーブメントでしたが、ホイヤーキャリバー11 はモジュール式でした。
エル・プリメロは別の理由で珍しいもので、1時間あたり 36,000振動 (5Hz) で振動するテンプを備えていました。この振動数のために10分の1秒単位での瞬間的な計測が可能です。
 

♦️クォーツムーブメントの登場

1970年代初頭は、1969年のクォーツムーブメントの出現により、機械式時計の領域が脅かされ、スイス時計業界にとっては暗黒の時代でした。多くの時計会社が廃業し、機械式ムーブメントは時代遅れとみなされ廃棄されました。当時の認識では、機械式時計の将来の需要はないだろうということでした。一般的には1970年代初頭に時計業界で働いていた人々は「クォーツ危機」の壊滅的な影響について語っていますが、日本の時計業界にとってはクォーツ時計が市場を席巻していく様は危機ではなく革新の時代だったと言えます。

1975年、当時アメリカの企業が所有していたゼニスは、機械式時計の製造を中止し、クォーツ式時計の製造のみに集中する命令を受けましたがゼニスの時計職人チャールズ・ベルモット氏は、この命令を無視し、部品、設計図、工場、工具を安全に保管するために隠すという大胆な決断を下しました。
その後、時代の経過と共に、機械式時計が再び評価をされはじめた1984年、チャールズ・ベルモットは9年間秘密裏に保管していたさまざまな部品、設計図などをゼニスに返却しました。
これにより、エル・プリメロの生産が再開されることとなり
いくつかのブランドもこのムーブメントを調達しています。その中ではロレックスのデイトナが最も有名です。

♦️2000年

ゼニスは 2000 年に高級コングロマリットである LVMH に買収され、現在エル プリメロはその姉妹会社であるブルガリ、ウブロ、タグ ホイヤーの一部のモデルに採用されています。



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