Cal. 1128 OMEGA オメガ GMT | dtk時計修理

dtk時計修理

このサイトは時計関係の仕事をされている方の参考になる情報サイトを目指しています。
修理の対応は致しません。


♦️スイス オメガ キャリバー1128

同系統のキャリバーは


OMEGA Cal.1120(ETA2892A2)にGMTの機能が追加されたモデルです。ベースキャリバーはETA2892A2


搭載されている時計は以下のサイトの下部にあります。



自動巻(手巻き可能) Automatic

サイズ φ25.60 mm 11½‴

高さ H = 5.05 mm

振動数 28,800 vph 

石数 23Jewels

連続駆動時間 約 44 時間 (H)

拘束角 Lift angle 51°

日付

日付早送り機能 有り

秒針停止機能 有り

GMT針


1:自動巻錘(ローター)を取り外した状態


2:文字板側:中央の金色の車にGMT針がつきます。


3: 真ん中に見えるHourWheelがGMT機能の役割

GMT Hour Wheel の不具合については下の方で書きます。


4: 2892A2のカレンダー機構は受けを重ねた上部に移動されています。


♦️GMT Hour Wheel のバネ折れについて

折れるとリンク先の動画のような状態になります。

Cal.1128 Hour wheel failure

5:31.046 HOUR WHEEL 上下の歯車を別々に回転させることができます。1時間ごとに早送り早戻しができるようになっています。


6:センターのパイプを抜いた状態、圧入されているだけです。

7:8の字型のバネが頻繁に折れてしまうため、交換用の部品が純正やジェネリックで用意されています。(純正品は2016年以降入手が基本的に不可能です。)

8:バネをセットします。中央部のバネが固定される金属に削れやバリが発生していた場合は研磨をする必要があります。取り付ける前に確認しておきます。


9:バネ形状









♦️Youtube動画


♦️e-bay search

Omega 1128

Omega Cal.1128



♦️google search


♦️Pick
リューズとケースの隙間の掃除にも使えます。



❤️⇨ムーブメントリスト目次 Movement LIST