地域の活性化(田舎への想い)を考える | 衆議院議員 竹下亘 公式ブログ

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九月二十九日、増田総務大臣が島根の中山間地域を視察しました。




飯南町の中山間地研究センターで溝口知事や地元の市町村長、

農村のリーダーの皆さんと意見交換した後、邑智郡邑南町羽須美の

川角集落を訪れました。

私もこの視察に同行し、集落のリーダーである日高さんをはじめ、

地域の人やNPO法人の人達と懇談しました。



かつては三十戸以上あった川角集落も今では十七戸に減少しており、

過疎化・高齢化・少子化、更に積雪地帯と厳しい条件のもと懸命に

集落維持に汗を流す実態に、改めて地域の活性化の必要性を実感しました。


「ここで、しっかり手を打たなければ集落は消滅してしまう」

「田舎の山や田んぼを守る人が居なくなれば、日本の自然や環境は

大変な事になる」

地元の人達の悲痛な言葉に、増田大臣も

「地方への想いを必ず政策として実行します」と約束していました。


今回の視察は、先の参議院議員選挙で、『都市と地方の格差』が

自民党大敗の最大の原因となった事を受けて行われたものです。

確かに私達の故郷は殆どが中山間地域で、人口減少が激しく進行し、

残念ながら日本一の高齢化県であります。

高速道路の整備率は低く、下水道の普及率も低い。

高速通信ネットワークはまだまだという状況です。

私はこうした状況を象徴的にとらえて、

「子供はまだしも帰ってくるかもしれないが、孫は絶対に帰ってこない」と

自我を込めて増田大臣と話し合いました。


私の使命は、こうした厳しい条件下ではあるものの、

心豊かな人達が暮らす「ふるさと」をなんとか守り抜くことです。

これからも力一杯頑張らねばと、改めて自らに誓いました。