1$156円のハワイ旅
福岡空港を離陸して3時間後
1回目の食事が済んで機内は暗く、少し前に揺れ始めてシートベルトサインが出ている時でした。
突然、私の席の反対側の5列前位が急に慌ただしくなりました
ベルトサイン出ているのに通路を慌てて走ってCAさんを呼びに行ったりしていて。
最初は何かこぼしたりしたのかなって思っていたんですけど、CAさんが3人位集まってきて
ただ事じゃない雰囲気。ビニール袋を何枚も取りに行っていて、どうやら具合が悪い方を
通路に寝かせたみたい。医療関係の方いらっしゃいませんかってその場で呼びかけがありましたが
誰もいないみたいで、その後
「具合が悪い方がおられます。医療関係の方がいらっしゃいましたらお近くの乗務員にお声かけください」
と機内アナウンス。
しばらくすると前方から外国人女性がやって来ました。CAさんが「私が通訳しますので安心してください」
って急病人(日本人)と同行者の方に伝えていました。
この時の飛行機の位置は太平洋のど真ん中
多分、周りに設備が整った病院もなければ、島さえない
こんな場合、引き返すのか、目的地に向かうのか
MAPだと、どっちかというとまだ日本寄りかなぁ。
でも、福岡空港は門限あるから引き返せないし、羽田か成田に緊急着陸かな。
急病人だから仕方ない。命が大事と、私は引き返すことをうっすら考えていました。
どんな治療をしたのか様子は分からなかったけれど、しばらくすると急病人(男性。20~30代のように見えました)を
男性CAさんが後ろから抱えるように一緒に歩いて最後列の中央席へ。
少しは容体が落ち着いたみたいでほっ。引き返したりもしない様子。
機内は満席のように見えたけれど、この席はもしもに備えて空けていたのか移動してもらったのか
ここをベッド替わりに寝かせてカーテンが閉められました。カーテンがあるのにもビックリ
これってどの飛行機にもついているのかな初めてカーテンの存在を知りました。
この後、到着まで同行者の方がずっと頭を氷で冷やしてあげていたみたいです。
到着後も救急車を呼ぶことなく自分で歩いて降機していたから回復したのかな。
ご本人はもちろんだけど同行者の方も驚かれただろうし、ホテルでゆっくり休んでねーって思いました。
機内が揺れていても急病人に迅速な対応をとっていて、当事者にはずっと安心させる声掛けをしていて
ハワイアン航空のCAさんに感激
そして話では聞いたことがあったけれど、初めて急病人発生のフライトに遭遇してドキドキの体験でした。
機内でぐっすり休んで体調万全で出かけたいですね