初めて甥っ子達から「観たいから連れてって」と言われた作品。
舞台「キングダム」
あの、映画化された超人気コミック「キングダム」の舞台版
作者の原先生は福岡在住ですし、お膝元の博多座での公演。
キングダム好きの甥っ子からコミックを借りたのですが、
元々三国志とか中国史は苦手で名前も難しいし、全然ハマらず3巻位でギブ。
でも舞台なら大丈夫かなーと心配つつ一緒に観劇。
甥っ子達は初博多座でした
日曜昼公演で満員御礼の札
王騎役の山口祐一郎以外はWキャストで、私が見たのは小関裕太や川島海荷、
早乙女友貴など知っている芸能人も多く出演しています。
成蟜役のジャニーズJr.鈴木大河は東京公演のみで残念
それぞれ役者さんのファンの方が来て満員なのかと思ったら、いつも博多座で
多く見かけるご年配の方が多くてビックリ。
キングダムのファンって老若男女、年齢層も幅広いみたい。
開演前の注意アナウンスが川島海荷ちゃんで可愛かった
幕開けから信と漂の決闘シーン
そこからほぼほぼ大なり小なり闘うシーンの連続です。
しかしCGとかワイヤーアクションは一切無しの本番勝負
今回パルクールを多く用いたそうで、壁を歩いたり、高い所から回転しながら
落ちたり、あちこちで凄い技がさく裂していて、どこを見ていいか混乱するー
映画ではめちゃくちゃ広い場所で何百人とか使ってスケールの大きい
戦闘シーンになっただろうけれど、この劇場という限られたスペースでも
迫力満点でした
特に私なんてこんなアクションばかりの舞台を見るのは初めてで新鮮
誰か1人でも間違ったら全ての流れが止まるような1秒1秒が真剣勝負って
感じの緊張感や集中がすごく伝わってきた。役者さんって本当に尊敬する。
特に大衆演劇出身の早乙女友貴の殺陣は美しくて、別名人斬り長役がハマリ役
そして今まで見て来た作品の中でも特に場面展開が早くて、少し油断すると
分からなくなっちゃうっていうか、分からなくなる隙を与えない、
ずーっと物語の世界に引き込まれて前半・後半ともあっという間に時間が
過ぎた感じでした。
(場内のフォトスポット)
アクションばかりっていうのは間違いないのですが、嬴政と紫夏の別れの
シーンとか、ほろりとする場面や、天真爛漫な河了貂、ランカイ巨人が
出て来たシーンは笑ってしまった。信は冒頭から台詞がほぼ叫びっぱなしですが
ノド大丈夫か心配になる。甥っ子の話だとコミック5巻位までの内容らしいです。
読んでいなくても十分楽しめた
カーテンコールでは別室のオーケストラも映し出され拍手を送り、
すぐにスタンディングオベーションになりました。
4回位役者さんが出てきてくれたかな。それ位拍手が鳴りやみませんでした。
カンパニーの皆さんの温かい雰囲気が客席まで伝わってきたし、
アクション系の舞台は苦手と思っている方にぜひ観てほしい作品だと思います。
残念ながらグッズは欲しいものがなかったけれど、劇場内も幕間にお弁当の
販売があり、客席での飲食OKだったし、レストランも通常営業でコロナ前に
戻ってきた感じで嬉しかった。
博多座は4/27が千秋楽、その後5月の札幌公演と続きます。
キングダムが67巻まで出ていてビックリ