「見える化」 新しい取り組み
久しぶりに小集団活動ネタでございます^^;
今週より、新しい「見える化」の取り組みを開始しました。
製造フェーズの開始にあたり、かねてより構想していたものですが、
プロジェクトの皆さんはもう使い方、見方を理解して頂きましたでしょうか?
今回のテーマは、個人別作業スケジュールの見える化、進捗状況の
見える化、生産性の見える化、品質の見える化でございます。
まずは、バーチャート、ネットワークスケジュール図には、各個人の、
製造フェーズ完了までの作業予定が記されています。150本からの
プログラムがあるため、それを1つ1つスケジュール上に表現するのは
いかがなものかと思い、工数40Hを目処に、数本のプログラムを
ブロッキングして担当者を決めています。これをすべての管理単位に
しています。「マスタ管理1ブロック」って感じです。
このバーチャート、ネットワークスケジュール図により、自分のまた、
チームの他のメンバーのスケジュールが把握できるものと思います。
ToDoの予定作成なども、これをもとに行っていけば良いかと思います。
またスケジュール図内にあるコメント欄には、そのブロックの作業を
終えた感想を記入して下さい。チーム内のコミュニケーションの
きっかけになっていくものと考えています。
スケジュール図上にあるカミナリ線は、各作業単位の進捗状況を
表しています。カミナリ線の一番上のポイントは「本日」です。
そのポイントより自分のポイントが右に出っ張っていれば進み気味、
左に凹んでいれば遅れ気味って事ですね。皆さんもお気づきかと
思いますが、高山さんがとても頑張っている事が一瞬で見て取れます^^
スケジュール図の下に貼り出しているのは、各管理ブロックごとの
予定開発規模、工数、バグ数、実績開発規模、工数、生産性、
バグ数、バグ数/KLです。これにより、各ブロック(各人)の
生産性と品質状況が一目瞭然となってきます。見積り生産性、
目標バグ検出数に近いものに黄色のにこちゃんを貼らして貰っています。
バグ数については、少なければ良いってもんではありません。
目標検出数以下はやはり問題です。単体テストの精度を疑う必要が
あります。気にせずバグ出しして下さいです。
ここについては、武次さんの生産性の高さに目がとまりますね。
さすがっ!て印象です。
現状は製造のみについての取り組みですが、結合テストフェーズに
ついても、現在準備をはじめています。2週間うちくらいに立ち上げる
つもりなのですが、穴井さんもいなくなる事だしどうなる事か・・・^^;
今回の取り組みは、過去の「見える化」の中でも最も良いもので
あるように感じています。準備に相当な手間をかけておりますが、
それでもやってみて良かったってのが今の感想です。
皆さんが報告してくれている作業工数、バグ発生状況を、
見積り時の生産性、プロジェクトの目標品質と比較してみると
それなりに近い数字がでてきています。しっかりとした報告を
して貰っている事を感じると同時に、プロジェクト計画の前提が
概ね正しかった事が確認できている気がしています。
見せたくないものほど「見える化」しろ!とは良く言ったものです。
私は見るだけの立場でお気楽なものですが、生産性、品質の状況を
丸裸にされている皆さんは、何かと思うところもあるかと思います。
ですが、その辺を気にしてもらうって事も、ある意味、「見える化」の
目的なのかもしれませんね。まあ、1つのツールと考えてもらって
それなりに取り組んでいきましょう。