硫黄島からの手紙
「硫黄島からの手紙」は、太平洋戦争における硫黄島での戦闘を日米双方の
視点から描いた映画「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品です。
前々から見たかった映画ですが、昨日DVDを借りてきました。
硫黄島での戦いと言えば栗林中将ですが、この映画も渡辺謙さん演じる栗林中将が
主役です。見終わった後にネットで調べて知ったのですが、当時の栗林中将が
家族にあてて書いた手紙をまとめた本が出版されており、この映画では、それが
参考にされているそうです。
-「玉砕総指揮官」の絵手紙(栗林忠道・著 吉田津由子・編)-
感想としては、正直おもしろいとかおもしろくないとか言うものではありません。
ただただ両国にとっての惨劇が描かれているという感じです。
制海権も制空権も米軍の手中となった中、援軍も見込めず、決して勝ちめの
ない戦いと知りつつ、1日でも長く持ちこたえる事だけを目的に戦った日本兵の
精神状態は現在を生きる私達には想像すらできないものと思います。
当時の戦力は日本側守備兵2万に対して、米軍攻撃部隊は7万。
火力の差は、さらに圧倒的だったようです。日本側の戦死者は20,129人という
事ですので、まさに全滅するまで戦い続けたという事ですね。
一方の米軍被害状況も、戦死者、戦傷者あわせて28,000人で、この時点での
各戦線の死傷者総計を上回ったとの事です。とにかくすさまじい戦いだった
事がわかります。映画の中においても、栗林中将が指揮し掘ったと言われる
全長18kmに及ぶ地下壕での戦いは、悲惨を極めます。栗林中将は
バンザイアタックや自決を禁じていたそうですが、それでも各戦闘地から
自分の陣地を守り通すと事ができなかった無念さより、自決が起こっていきます。
画面を見ているのが辛くなってくるほどの映像でした。
アメリカ映画ですので、ストーリー展開や、登場人物の会話などが、
やはりアメリカっぽいのですが、「ラストサムライ」などとは違いリアリティは
十分すぎるほどに感じられます。平和が当たり前と感じ、戦争がどんなものか
わからない世代の我々には見ておく必要がある映画だと感じました。
子供の頃、平和教育で「はだしのゲン」という映画を小学校で見ましたが、
あのような平和教育は今も続いているのでしょうか?この映画、かなり
過激なシーンもありますが、子供達にも見せるべきと感じます。
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今日は暑い1日でしたね。自転車でふらふらと出かけてみましたが、
前原市を15kmほど走りましたが、あまりの暑さに早々に帰宅しました。
光化学スモッグも気になりますしね。秋・冬用ウェアーしか持っていないので、
それで出かけましたがさすがに限界のようです。夏用ジャージ買わなければ・・。
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こんな感じです♪