ならぬことはならぬものです
白虎隊でも有名な会津藩校日新舘には什の掟というものがあったそうです。
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1.年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
2.年長者にはお辞儀をせねばなりませぬ。
3.うそを言うてはなりませぬ。
4.卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
5.弱い者をいじめてはなりませぬ。
6.戸外で物を食べてはなりませぬ。
7.戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
「ならぬことはならぬものです。」
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会津藩の子供達は、10歳になると日新舘に入学し、この教えを
学んでいたそうです。
私は幕末物の小説が好きで、有名どころはそれなりに読んでおります。
ただいまの通勤のお供は、「燃えよ剣」司馬遼太郎著でございます。
幕末物を読んでいていつも思う事がございます。
薩摩・長州視点で書かれた物を読むと、幕府側が悪に感じ、
また、幕府視点で書かれたものを読むと薩摩・長州が悪に感じます。
まあ、そのようなストーリー展開が多いですし、普通かとも思います。
ですが、どの小説を読んでも会津だけは美しく見えてしまいます。
実直にこの教えを守り続けた会津武士であれば、それも不思議ないですね。
「ならぬことはならぬものです。」 結びのこの言葉の美しさ!
私も子供達に伝えていかなければと感じます。
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明日は、眼科に寄って出社します。ご迷惑おかけ致します。