金曜電信 vol.29 【おとめ座】 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



【おとめ座】


クオリティ:ミュータブル/プロセス
エレメント:土/頂点


『おとめ座』はプロセスを対象にして、頂点の感情が起こるサインとなります。


プロセスとは、あらゆる作業や動作といった行動の手順や過程のことをいいます。プロセスは結果や目的があってこそ、意味ある行為として効果を発揮するものです。なのでプロセスの頂点として機能する『おとめ座』は、他のミュータブルと比較して、結果重視の感情が強く現れます。



『しし座』は、すべてをモノ化して自分主導で対象をコントロールしようとしましたが、肉体の限界に挫折します。自分の必要以上の物欲、刺激や快感は肉体に過剰な負担を強いてしまい、結果欲望の整理を余儀なくされます。


『おとめ座』はまず欲望にラベリングをして優先順位や必要なモノと不必要なモノとの仕分けを行います、この価値基準は『かに座』で形成された感覚を母体として『しし座』の体験を加えています。


『おとめ座』は欲望の整理よって『しし座』の好き勝手な欲望の追求と、魂の感性が求めるものとは違うことを理解しました。『しし座』は心のままに、あらゆるモノを求めました。しかし、心は魂そのものではなく、肉体感覚と社会的価値観が結びついた感性を通して、魂が感じたものの意識化でしかありません。


これは『おとめ座』が欲望をラベリングする過程で、一つ一つの欲望と向き合う必要があり、欲望の分析を行った結果です。そこから欲望が如何に社会的価値観に影響されているか知った訳です。


火のエレメントから土のエレメントへの移行は、火の発想から生まれた思いつきの行動を修正して、具体的な行動にシフトします。『しし座』の企てた、魂の感性と肉体感覚との結合には程遠い過程ですが『おとめ座』は『しし座』より、より具体的に問題点を整理して行動しています。


とはいえ『おとめ座』が当てにしている評価基準は『かに座』+『しし座』です。これは自分の心の整理であって、魂の感性が求めるものを知るための問いである、心とは?魂とは?いう普遍的な課題とはかけ離れています。この解消は『てんびん座』以降に持ち越されます。


『おとめ座』の感受点を発動させたい時は、自分の価値観に従い、役立つことを選び、計画実行しましょう。無駄なことはせず、窮屈さや視野の狭さはありますが、心は整理されて安定します。これらを計画や実施した時の感情で感受点の生命力は発動します。