【冥王星『いて座』の時代】
冥王星『いて座』1996~2009
冥王星は『いて座』で何を破壊して、何を生まれ変わらせたのか?もちろんトランス サタニアンや土星は、抽象度が高い感受点なので具体的な落とし込みをすると解説は煩雑になります。ここでは例を絞って説明したいと思います。
冥王星が『いて座』で持ち込んだ破壊と再生の物語の一つがグローバル化です。
ご存知のとおりグローバル化は国家や地域などの境を超え、地球が1つになろうとする運動です。理念的には『みずがめ座』の要素が強いのですが、当時の社会も経済もガラパゴス化した日本国内から見たグローバリゼーションの思想は、まさに『いて座』的な俯瞰視点だった訳です。
『いて座』は思想や哲学を意味しますが、それは言ってしまえば机上の空論ともいえます。実効性や有効性は実際に行われてから評価されるものであり『いて座』は発想や思想の実現に情熱を燃やす火のサインです、結果は考えません。
グローバル化は金融自由化、情報通信システムの統合を加速させます。その結果、多国籍企業のような巨大資本が世界の市場を独占していきました。一方で資本への規制力は弱体化、何時しか地球の1カ所の経済破綻が通貨危機や世界同時不況として深刻なダメージとなり波及するようになったのです。グローバル化は広範な倒産や失業を広げ、貧富の差を拡大し、資本の支配を強化させました。
もちろんグローバル化による恩恵だってあります。何事も『禍福は糾える縄の如し』です。
何故、この時期のグローバル化は経済面に特化したのでしょうか?私は『いて座』が指向したグローバル化だったことが原因ではないかと考えています。
それは『いて座』の裏サイン『ふたご座』が競争による成長を意味しており、資本主義の競争肯定的な立場に類似しているからです。占星術家の中には、ズバリ資本主義は『ふたご座』の範疇だと主張する方もいます。
また裏サインというのもポイントです。これが資本主義の負の要素が色濃く現れた原因なのでは?と思うのです。ただし裏サインは課題の提示であり、乗り越えるために表出したマイナス要素であることは付け加えておきます。
冥王星『いて座』の時代を少し考察してみました。機会があれば何また、時代とトランス サタニアンの解釈を紹介したいと思います。